アフリカマンゴノキダイエットは信じちゃいけない?割引きが必要な理由とは

カテゴリー:アディポネクチンアフリカマンゴノキエラグ酸ダイエット体重減少効果

日本国内でも、ダイエット素材として大きな注目を集めているアフリカマンゴノキ。 数多くのサプリメントが各メーカーから販売されているため、試してみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。 しかし、アフリカマンゴノキを含むダイエット食品を取り入れているだけで痩せられると思っているのなら、残念ながらその考えは危険かもしれません。 なぜなら、アフリカマンゴノキの信頼性には、割引きが必要な理由があるんです。 そこで今回は、アフリカマンゴノキダイエットを信用しすぎてはいけない理由について、わかりやすくご紹介していきます!

 

アフリカマンゴノキで「痩せる」根拠とは?

アフリカマンゴノキで、ダイエットが実現するといわれている根拠はたった1つ「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸」によるものです。 アフリカマンゴノキ由来エラグ酸には、超善玉ホルモンと呼ばれている「アディポネクチン」の分泌量を、約2.6倍増加させることができると報告されているんですね。 このアディポネクチンの分泌量が、なぜダイエットにつながるのかというと、理由は大きく分けて2つ存在します。

 

▪︎食欲の抑制による体重減少

1つ目の理由は、レプチン活性化による食欲の抑制です。 脂肪細胞から作られる物質がレプチンと結合してしまうと、満腹中枢に指令を届けられなくなります。 すると、お腹いっぱいだと実感することができなくなり、過食となって肥満につながるんですね。 しかし、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸によって、アディポネクチンの分泌量が増加すると、レプチンをしっかりと脳に送り込めるため、満腹感が得られます。 したがって、過食による肥満を作り出す心配がありません。

 

▪︎中性脂肪分解&インスリンの感受性向上

アディポネクチンは、食欲を抑制できるだけでなく、脂肪をコントロールするシグナルとしても活躍します。 その証拠に、アディポネクチンの血中濃度が向上すれば、レプチンが活性化されて中性脂肪の分解を促すからです。 脂肪細胞の多くを占めている中性脂肪は、肥満傾向の人ほど数値が高い傾向があります。 なぜなら、肥大してしまった脂肪細胞からはアディポネクチンが産生されにくくなってしまうからなんですね。 しかし、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸によって強制的にアディポネクチンの分泌量が増加すれば、中性脂肪が効率よく分解され、肥満を作り出す「負のスパイラル」から抜け出せるわけです。 また、レプチンがしっかりと脳に送り込まれるようになるとインスリンの感受性も高まります。 インスリンの働きが良くなれば糖の代謝を促進し、食後の血糖値の上昇を抑えることができるんですよ。 血糖値が高い状態だと太りやすい状況を作り出してしまうため、インスリンの感受性が高まれば、痩せやすく太りにくい状態を維持できるようになります。

 

アフリカマンゴノキのダイエット効果に割引が必要な理由

上記でご紹介したダイエット効果をみていると、ますますアフリカマンゴノキ由来エラグ酸への期待が高まりますよね。 しかし、ここで1つ大きな疑問が浮上することを忘れてはいけません。 その疑問とは、「エラグ酸」が含まれているのは、アフリカマンゴノキだけではないということ。 私たちの食卓に登場するイチゴやパイナップルといった果物にも、豊富なエラグ酸が含まれています。 特にイチゴに関しては、旬を迎える冬になると、頻繁に口にする方も多いのではないでしょうか。 しかし、サプリに含まれている1日の摂取目安量「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸3mg」相当のイチゴ(約半パック)を毎日食べているだけで、1ヵ月に3kgも痩せると思いますか? アフリカマンゴノキの科学的根拠を示すデータには、2ヶ月で6.2kgの減少と記載されているため、1ヵ月に3kg痩せる計算となります。 この劇的なダイエット効果をエラグ酸だけで示していることを考えると、どうしても信頼性が低くなってしまうんですね。 すなわち、「アフリカマンゴノキダイエットは、残念ながら割引きが必要である」と、いわざるを得ません。

 

まとめ

ダイエットは、継続する力が必要です。 長く続けていくことに意味があるため、何を信じて取り入れるのかはあなた次第です。 ただし、アフリカマンゴノキに関しては上記でご紹介したような疑問もあるので、正しい情報を得てから取り入れても遅くはありません。 ダイエットに取り入れたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。