【驚愕!】アフリカマンゴノキ由来エラグ酸の科学的根拠でわかる疑わしいダイエット作用とは?

カテゴリー:アディポネクチンアフリカマンゴノキエラグ酸ダイエット体重減少効果腹部脂肪面積

「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸は、短期間で劇的なダイエット効果が期待できる!」 こんな噂が広まったことで、多くの人がダイエット素材である「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸」に、高い関心を寄せています。 しかし実際には、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を配合したサプリで、噂通りのダイエット効果を実現できている人は、日本国内にほとんどいません。 そこで今回は、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸のダイエット効果を示す科学的根拠に注目しました。 疑わしいダイエット作用を一つ一つ解説していくので、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸に興味がある方は、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

アフリカマンゴノキ由来エラグ酸の疑わしいダイエット作用1「短期間での劇的な効果」

アフリカマンゴノキ由来エラグ酸に、劇的なダイエット効果があると噂されているのは、科学的根拠を示す臨床試験データに驚きのダイエット効果が記載されていたからです。 その内容を簡単にご紹介すると、以下となります。

【体重変化量】

8週間で−6.2キロ

【ウエスト周囲変化量】

8週間で− 2.3センチ

これをみていただくとわかりますが、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸は、わずか8週間の臨床試験にて、このような劇的なダイエット効果を証明したんです。 国の厳しい審査を通過した、トクホ認定されているダイエット素材をみても、体重変化量の平均は12週間で−1キロ程度です。 ウエスト周囲変化量に関しても、およそ−0.5〜−1.2となります。 つまり、この臨床試験データだけみると、どのダイエット素材よりもアフリカマンゴノキ由来エラグ酸は優れていることになるんですよ。 これが本当ならノーベル賞を受賞していてもおかしくありませんが、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸は、メディアのダイエット特集ですら、大きく取り扱われていません。

アフリカマンゴノキ由来エラグ酸の疑わしいダイエット作用2「抗メタボリックシンドローム」

トクホ認定を受けているダイエット素材は、臨床試験において必ず「腹部脂肪面積」の測定が行われています。 なぜなら、腹部脂肪面積の測定は、臨床的意義上で最も重要な項目となるため、これを省いた状態でトクホ認定の許可がおりないからです。 しかし、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸の臨床試験データには、腹部脂肪面積の測定項目がありません。 つまり、この最も重要な項目を省いた状態で臨床試験を終了させているため、トクホ認定の許可がおりていないんですよ。 それなのに、あたかもメタボに効果的であるというような広告を表示しているのは、かなり違和感を感じます。

アフリカマンゴノキ由来エラグ酸の疑わしいダイエット作用3「食欲の抑制効果」

アフリカマンゴノキ由来エラグ酸は、摂取することによりアディポネクチンの分泌量を増やし、満腹中枢ホルモンであるレプチンを活性化させるといわれています。 この作用のおかげで、食欲の抑制効果を期待できると紹介されていますが、果たして本当に劇的なダイエット効果を発揮するほどの食欲を、抑えられるのでしょうか。 そもそもエラグ酸は、アフリカマンゴノキだけではなく、イチゴやパイナップルといった果物にも含まれています。 臨床試験データにあるアフリカマンゴノキ由来エラグ酸3mgは、イチゴ半パックとほぼ同等です。 しかしながら、毎日イチゴ半パックを食べて食欲をコントロールできるなんて話を、今まで耳にしたことがありませんよね。 エラグ酸のみで、食欲抑制効果をはじめとする劇的なダイエット効果を証明するのは、無理があると言わざるおえません。

まとめ

今回は、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸の、科学的根拠からみた疑わしいダイエット作用についてご紹介しました。 重箱の隅をつつくわけではありませんが、上記でご紹介した疑わしい点を総合して考えると、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸の科学的根拠を示す論文は、かなり質が低い可能性が考えられます。 アフリカマンゴノキ由来エラグ酸のダイエット効果が気になっている人は、このような疑問点があることを、ぜひこの機会に覚えておいてくださいね。