痩せたい人ほど要注意!アフリカマンゴノキのエビデンスを信用してはいけない3つの理由

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簡単に痩せられると話題のアフリカマンゴノキですが、実際に試した人の評判をみると、 「期待はずれだった」「お金の無駄だった」 このような声が数多く挙げられています。 ですが、このような口コミがあるにもかかわらず、アフリカマンゴノキは短期間で痩せられるといまだに思い込む人が少なくありません。 なぜなら、アフリカマンゴノキのエビデンス(科学的根拠)には、たった8週間で6キロ以上の体重が減少すると記載されているからです。 そこで今回は、アフリカマンゴノキのエビデンスを信用してはいけない3つの理由についてご紹介します!

 

アフリカマンゴノキのエビデンスとは?

アフリカマンゴノキには、カメルーン人を対象とした臨床試験データがあります。 この臨床試験データをまとめた論文が、アフリカマンゴノキのダイエット効果を示すエビデンスとして使われているんです。 では、具体的にどのような内容なのか、さっそくご紹介していきましょう。

8週間で体重がマイナス6.2キロ

アフリカマンゴノキの臨床試験は、カメルーン人32名を対象に、摂取期間は8週間で行われました。 その結果、アフリカマンゴノキの摂取終了時点で、プラセボ食品群の変化量との差は、なんと−6.2kgでした。 つまり、偽の食品を使ったプラセボ使用の被験者たちと比較し、これだけの高いダイエット効果を得られたことになります。

8週間でウエスト周囲がマイナス2.3センチ

実際に行われた臨床試験では、体重変化量だけでなく、ウエスト周囲変化量の測定も行われています。 その結果、プラセボ食品群とのウエスト周囲変化量との差は、−2.3cmでした。 このようなエビデンスをみると、即効性のある素晴らしいダイエット素材に感じますよね。 しかし実際には、エビデンスが信用できない3つの理由が存在するんです。

 

アフリカマンゴノキのエビデンスが信用できない3つの理由!

エビデンスで注目したいポイントは、次の3つです。

腹部脂肪面積の測定がない

アフリカマンゴノキのエビデンスには、科学的根拠を示す上で重要視される、腹部脂肪面積の測定が一切なされていません。 腹部脂肪面積は、トクホ認定する際にも必要な判断材料の1つです。 これがなされていない以上、日本国内で特定保健用食品に認定される可能性は、ゼロなんですね。 したがって、アフリカマンゴノキは事業者の責任において表示が許される「機能性表示食品」として、販売されています。 あれだけのダイエット効果を証明しているのに、腹部脂肪面積の評価をしないのは、非常に不可解です。

ダイエット効果が劇的すぎる

上記でご紹介したアフリカマンゴノキのエビデンスを見ていただくとわかりますが、わずか8週間で体重が6.2キロ減少しています、 これは、1日に平均して700キロカロリーを消費したことになるんですね。 1ヵ月にすると、21,000キロカロリー消費した計算です。 運動も食事制限もせずに、1ヵ月でこれだけのカロリーを消費できると思いますか? ウエスト周囲に関しても、トクホ認定を受けたダイエット素材と比較し、平均すると1cm以上細くなった計算です。 本当にこれだけの効果を期待できるのであれば、アフリカマンゴノキはなぜノーベル賞を受賞していないのか不思議です。

ダイエット効果はエラグ酸のみ

アフリカマンゴノキの劇的なダイエット効果は、エラグ酸のみで証明されています。 私たちが、見たことも聞いたこともないような特別な成分ではなく、イチゴやパイナップルにも含まれているエラグ酸が、このような驚愕ののダイエット効果を発揮したことになるんです。 これが本当なら、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸3mgと同量のエラグ酸を、私たちにとって身近なフルーツで摂取すれば良いことになってしまいますよね。 わかりやすく例を出すのであれば、スーパーで販売されているイチゴ1パックの半分が、この量に値します。 ですが、これを毎日食べたことにより劇的に痩せられるとは考えづらいです。

 

まとめ

アフリカマンゴノキのエビデンスは、上記の理由を見ていただくとわかるように、残念ながら 信憑性が極めて低いです。 信用に値する確かな根拠とはいえないため、痩せたい人ほど慎重に判断した方が良いでしょう。