【真実】アフリカマンゴノキの安全性と副作用を検証！
米国で大ブームを巻き起こした日本の機能性表示食品が、「アフリカマンゴノキ」になります。 アフリカマンゴノキに含まれている「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸」には、ダイエット効果だけでなく、メタボ予防効果や糖尿病予防効果もあるなんていわれているんですね。 しかし、アフリカマンゴノキを紹介するサイトには、メリットばかりが記載されており、デメリットについてはあまり触れられていません。 効果の真相はもちろんですが、安全性や副作用についても気になりますよね。 そこで今回は、アフリカマンゴノキの安全性と副作用を検証していきます！
アフリカマンゴノキが世界中から注目される理由
アフリカマンゴノキが、アメリカを中心に世界的な注目を集めている理由は、ダイエットに高い効果を発揮するからです。 アフリカマンゴノキ由来エラグ酸には、満腹中枢ホルモンとして知られるレプチンをサポートする、アディポネクチンの分泌量を2.6倍増加させる力があります。 この力によってレプチンが活性化されれば、満腹中枢を効率よく刺激し、食欲の抑制が実現するんですね。 さらに、体内でアディポネクチンの分泌量が増加すれば、それに伴って中性脂肪が分解されやすくなります。 したがって、メタボ対策や糖尿病予防対策につながるというわけです。 また、アフリカマンゴノキの科学的根拠を示す論文を確認すると、わずか8週間の摂取期間に高い成果をあげています。 その効果はまさに驚くべきもので、ノーベル賞を受賞してもおかしくないレベルです。 ですが、アフリカマンゴノキがノーベル賞を受賞していない裏には、あらゆる疑問点が浮上しているからなんですよ。
アフリカマンゴノキの疑問点
アフリカマンゴノキの臨床試験データを公開した論文には、重要な項目のデータがありませんでした。 その重要な項目とは、トクホ認定の際に必ず必要となる、腹部脂肪面積です。 わずか8週間で体重が6.2キロ減少したり、ウエスト周囲が2センチ以上変化していたりするのに、腹部脂肪面積の測定が行われていないのは謎でしかありません。 また、アフリカマンゴノキの試験に参加した被験者は、カメルーン人のみです。 日本人と体質や骨格が違う、カメルーン人を対象にした臨床試験しか論文では発表されていないため、日本人に対しては効果が異なる可能性も十分に考えられます。 しかし、アフリカマンゴノキの臨床試験データには、日本人への外挿性の説明が一切行われていません。 さらに注目したいのは、一部の有害情報があるにもかかわらず、安全性に懸念がある情報については一切触れていないところなんですね。 アフリカマンゴノキには、以下のような副作用についての事例が、報告されています。
▪︎アフリカマンゴノキの副作用事例
まず1つ目の副作用は、水抽出物を用いたモルモットの試験にて、男性ホルモンの一種であるテストステロン値の上昇が報告されたことです。 そして2つ目の副作用は、アフリカマンゴノキ抽出物を1日700mg摂取したトルコ人男性が、10日間試した4日後に、急性肝障害と診断されています。 どちらも重要な有害事例となるのに、これについて誠意ある説明が行われていない点は、無視することができません。 すなわち、アフリカマンゴノキは安全性に欠ける機能性表示食品だと指摘されても、仕方がないといえるでしょう。
まとめ
飲むだけで、痩せる。 飲むだけで、健康でいられる。 このように囁かれているアフリカマンゴノキですが、真実をご覧になってあなたはどのように感じますか？ もちろん2つの有害事例だけで、アフリカマンゴノキが危ないと決めつけるのは大げさかもしれません。 しかし、科学的根拠の信頼性が欠ける点や、少なからず副作用の報告例があった真実は、しっかりと把握しておくべきでしょう。 このような情報を全て踏まえた上で、アフリカマンゴノキが自分にとって必要なのかを、冷静に判断してみてくださいね。
