アフリカマンゴノキは血糖値が気になるメタボにも効果があるって本当?

カテゴリー:アフリカマンゴノキダイエット効果口コミ日本

米国で近年大きなブームを巻き起こしたアフリカマンゴノキ。

年間250万個も売れたダイエットサプリの主成分に配合されている成分なので、かなり気になる存在ですよね。

そんなアフリカマンゴノキには、ただ痩せるだけではなく血糖値をコントロールする効果も期待できるといわれています。

今回は、機能性表示食品であるアフリカマンゴノキに果たしてそのような効果を本当に実感することができるのか、徹底的に検証しました!

アフリカマンゴノキはなぜ話題なの?

アフリカマンゴノキが日本国内でも話題になっているのは、高いダイエット効果が期待できるといわれているからです。

この成分には、

・満腹中枢を刺激する効果
・中性脂肪の分解を促す効果

主に上記2つの効果が期待されています。

満腹中枢を刺激する効果とは、レプチンによるものです。

レプチンは善玉ホルモンと呼ばれていて、脳に対して「お腹いっぱいである」と指令を与える働きがあるんですね。

また、このレプチンには中性脂肪の分解を促してエネルギー源に変換させる働きも期待できます。

つまり、レプチンの働きを活性化させることができれば、上記でご紹介した2つの効果をより高めることができるわけです。

そこで、レプチンを活性化させるために必要となるのが、同じく善玉ホルモンであるアディポネクチンになります。

しかし、脂肪細胞が肥大してしまった状態では、アディポネクチンが産生されません。

すると、満腹になりにくかったり、中性脂肪がエネルギー源に変換されなかったりしますが、アフリカマンゴノキはレプチンがスムーズに活動できるようにアディポネクチンを増加させ、サポートするんです。

そもそもアフリカマンゴノキは、西アフリカやインドといった熱帯地方に自生している植物です。

この植物から抽出された成分は、古くから薬草として使われてきました。

そこに、肥満大国である米国がダイエット素材として注目し、サプリの成分として使用したのが話題を集めたきっかけになります。

血糖値をコントロールする「インスリン」への効果はある?

アフリカマンゴノキには、上記でご紹介したようなダイエット効果だけではなく、生活習慣病の予防効果があるといわれています。

その理由は、血糖値をコントロールするインスリンの働きを良くすることができるからです。

私たちが食品を摂取すると、体内では血糖値が上昇します。

すると、大量のインスリンが自然と分泌され、血液中に存在しているブドウ糖を一定にしようとする働きが活発におこなわれます。

こうなると、糖分を脂肪として体内に蓄積しやすい環境を作り出してしまうため、太りやすい環境を招いてしまうんですね。

しかし、アフリカマンゴノキにはレプチンをサポートするアディポネクチンを増やせるので、インスリンの働きをコントロールしながら血糖値を下げることができます。

さらに、アディポネクチンの分泌量が増えることで脂肪細胞の代謝が活発化されるので、メタボ対策に効果があると期待されているんです。

しかし、冒頭でもご紹介しましたが、果たして機能性表示食品にここまでの効果は本当に期待できるのでしょうか。

仮にこのようなサポート効果があるのなら、サプリの主成分となる「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸」でなくても、エラグ酸が多く含まれる食品を日常的に摂取すれば良いことになります。

エラグ酸が豊富な食品で代表的なのがイチゴですが、イチゴを毎日半パック食べていても大きなメタボ対策にはなりませんよね。

また、アフリカマンゴノキだけの特別な効果であるとすれば、果たして安全性は大丈夫なのかも気になります。

実際にアフリカマンゴノキには有害自象もあり、テストステロン値上昇と急性肝障害といったケースがありましたが、届け出のために実施された安全性試験では一切認められていないんです。

つまり、メタボ対策としてアフリカマンゴノキに期待しすぎるのは危険かつ過剰なのかもしれませんね。

まとめ

食後の血糖値の上昇を抑えたいのであれば、アフリカマンゴノキに頼る以前に食事の仕方を見直すのが1番です。

空腹時に炭水化物を控えたり、糖をエネルギー源とする筋トレを日常的に取り入れたりすれば、メタボ対策になります。

メタボを予防するためには日常的な我慢や努力が必要となるため、アフリカマンゴノキにだけ頼るのは止めた方が良さそうですね。