アフリカマンゴノキは危な過ぎる?必要栄養素が摂取できなくなる可能性!

カテゴリー:アディポネクチンアフリカマンゴノキダイエットレプチン効果

 

アフリカマンゴノキは、食べ過ぎを抑制する上に糖質の吸収を抑えるので痩せる。近年、巷でこんなことが言われており、大きな話題となっています。 さて、そんなアフリカマンゴノキなのですが、あまりにも“痩せる”というところが注目されています。ダイエットに真剣になり過ぎている方への危険な広告であり、下手をしたら健康面にも悪影響が出てしまう可能性があるでしょう。 ここでは、アフリカマンゴノキの情報の過信の危険性について言及します。

 

アフリカマンゴノキの効能

アフリカマンゴノキが話題になっているのは、冒頭でお伝えした通り、“痩せる”と話題だからです。 アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を規定量摂取すると、体内にアディポネクチンという成分の分泌量が増加します。 アディポネクチンは、食欲抑制に関わるレプチンという成分を活性化させると言われており、このことにより過食を抑えることができると考えられています。さらに、アディポネクチンは炭水化物など、糖質の吸収を抑える働きもあります。 そのため、ご飯を食べても糖が吸収されにくく、太る心配がない…というのが謳い文句です。

 

劇的な痩せ方で誘因

そして、アフリカマンゴノキを売りたい方々は、とある人臨床試験によるとアフリカマンゴノキ由来エラグ酸を摂取し続けた人は8週間で6kgも痩せる、いうデータをPRしています。 仮に、これが本当であればかなりすごいことですし、今まで市販されている成分の中でも確実にトップクラスの痩せ薬となると考えられます。 しかし、実際にここまで痩せたら危険性が高いと思ってしまいますし、本当にアフリカマンゴノキを摂取するだけの実験だったのかも疑問です。 とはいえ、こういったセンセーショナルな広告を信じてしまう人は一定数いますし、それによって過剰摂取する方も増えてくるでしょう。むしろ、こういった方たちに危険が及んでしまうのです。

 

必要な栄養素が不足する?

例えば、アフリカマンゴノキが本当に食欲抑制に関係しており痩せるのであれば、普段あまり食欲が無くなるということです。 私たちがダイエットを成功させられないのは、その食欲に負けてしまうからでしょう。アフリカマンゴノキを摂取して、朝昼晩とあまり食欲が無くなり食べる量が減っていけば、これは間違いなく減量します。 しかし、私たちがお腹が空くのにはそれなりの理由があります。まず、糖質不足を補いたいという体の反応。さらに、タンパク質やビタミン、ミネラルが足りていないのでそれを摂取したい、という欲望です。 これは、私たちが意識的に、“近頃足りていないからな…”というわけではなく、体が生命維持のために欲している本能的なものです。 無理矢理、アフリカマンゴノキを摂取して食欲をなくしてしまえば、これらの必要栄養素を摂取することができず、逆に不健康になっていってしまうのは目に見えているでしょう。 それでなくても、現代人は栄養素が足りていないと言われていますし、それをバランス良く摂取するためには食欲抑制は危険です。 過食で困っている人はとにかく、一般的な体重の方が痩せようとアフリカマンゴノキを摂取し過ぎるのは注意が必要なのです。

 

過剰摂取による害

また、一日1粒で8週間で6kg痩せました、ということを広告などで謳った場合、早く痩せようと過剰摂取する方があらわれます。 1日3粒摂取すればその3倍の効果が期待できるのか、という感じで多くアフリカマンゴノキを摂取します。 当然、この効能が本当であれば副作用は免れませんし、何もなければ全く効果が無い場合、結果的に継続的に使用しろとサプリメントを大量に購入する戦略に引っかかります。 基本的に、アフリカマンゴノキは謎が多く、本当に効果があるのか分かっていないのが実態です。注意するようにしましょう。