アフリカマンゴノキはまだ使ってはダメ！痩せていることがキレイではない！
きれいになるためにはダイエットが必要。 こう思っている方は多いはずです。確かに、モデルさんなどは痩せていて細いですし、世界的にも痩せている方が“キレイ”というイメージのあり方となっています。 そのため、過渡なダイエットに手を出してしまう方も多いのですが本当に大丈夫なのでしょうか。ここでは、今話題になっているアフリカマンゴノキについて考えます。本当に、安全で利用価値があるのでしょうか。
アフリカマンゴノキが痩せる理由
アフリカマンゴノキとは、亜熱帯地帯に自生している高木の実であり、その種子から抽出されるエキスに食欲抑制などの効果があると考えられています。 この効果に目をつけたアメリカのメーカーがサプリメントにして販売。結果的に、米国で大ヒットを生み出したことで話題になりました。 さて、そんなアフリカマンゴノキの痩せ効果なのですが、アディポネクチンが鍵を握っているといわれています。 アディポネクチンは食欲抑制に関連するレプチンというホルモンを活性化することでも知られており、アフリカマンゴノキを摂取することでこのホルモンも活性化させることができる…と考えられているのです。 余計な間食などをしなくなり、次第に痩せることができる…。これが、アフリカマンゴノキが話題になっている理由と考えていいのではないでしょうか。
本当に痩せる？
さて、そのアフリカマンゴノキなのですが口コミなどを見ても、“痩せる可能性がある”ということが掲げられているだけで本当に痩せるか否か、ということまでは言及されていません。 数年前にとある人がブログで3ヶ月で13kgも痩せた…ということを報告したり、論文でも8週間で6kg減量したといったことが報告されています。 しかし、実際の現場ではあまり痩せたということは報告されておらず、その結果の信憑性を疑われ始めている状態です。そもそも、ただアフリカマンゴノキを摂取しているだけで8週間で6kgも痩せたとしたら問題です。 ノーベル賞ものですし、劇薬といっても過言ではありません。しかし、おもしろいことに安全性のテストで通常の5倍量のアフリカマンゴノキを摂取しても問題はなかった、ということが報告されています。 もし、アフリカマンゴノキの効果が本当であれば5倍も摂取したら食欲がなくなり、別の病気になっているはずです。こういったテストであっても適当な部分が露呈してしまっている…というのがアフリカマンゴノキの問題点なのです。
痩せていることがよいと考えない
近代は、痩せていることが美の基本と捉えられている節があります。 確かに、太っている姿はあまりそういった意味からは良いと思われないことがありますが、痩せていることだけが美の基本ではありません。 さまざまな要素が絡まった時に、美しいとか美容だとか、そういったことを考えることができるのです。 今、日本でも痩せるというキーワードがあれば誰もがそれを試し、市販されているものを買いあさりおかしい状態になります。テレビなどで、○○は痩せると放映されれば、翌日のスーパーからその食材が無くなる…という状態は異常としてか考えることができません。 確かに、病的に太ってしまった場合は命の危険などがあるので減量させることが必要ですが、あまりにも痩せている場合はそこまでする必要はありません。 アフリカマンゴノキの効果も眉唾ものですし、仮にそこまで痩せることができたら劇薬なので身体に何らかの影響が及ぶ可能性だってあります。 あまり、キレイなことを細いことと考えて行動をすると思わぬ危険物質を摂取することにも繋がってしまいます。冷静になり、ちゃんとした食品を摂取することを前提にした選び方をした方が良いのではないでしょうか。
