危険性が潜んでいる?アフリカマンゴノキの疑わしい効果とは?

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アフリカマンゴノキ由来のエキスが配合されているサプリメントを購入される方は、その痩せる効果を期待して利用しているはずです。 アフリカマンゴノキ由来エラグ酸がダイエットに効果があると話題となり、今も多くのサプリメントに配合されるようになりました。 しかし、本当にその効果は確かなものなのでしょうか。ここでは、アフリカマンゴノキの効果の疑わしさについて考えていきます。

 

アフリカマンゴノキが痩せる理由は?

アフリカマンゴノキは、なぜ痩せると言われるようになったのでしょうか。 例えば、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸などを摂取すると、レプチンという食欲抑制ホルモンが活発化するという話です。 アディポネクチンと呼ばれるホルモンの分泌量が増えると、それに伴いレプチンが活性化し、さらには体脂肪率などを正常化させると考えられています。 また、炭水化物の吸収率を下げたり、LDLコレステロールを正常化させるなど、さまざまな健康効果も期待できるそう。これらは、論文にまとめられており劇的な効果があると示唆されているため、アフリカマンゴノキが痩せると大きな話題となったのです。

 

論文の疑わしいポイント

しかし、アフリカマンゴノキが痩せるという話はかなり怪しいところになってきています。その理由は、その効果を示唆した論文にありました。 まず、この論文によると被験者たちの有意差がそこまで認められていない…という部分があります。最初から被験者があまり不健康な方ではなかったとか、あまりそれに向いていない人たちばかりを集めていることから有意差がわかりにくいという部分が指摘されています。 さらに驚くべきことに、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を3mg毎日摂取した群では平均6kgも8週間で減量に成功したという話まで示唆されています。ほか、特定補助食品などは12週間摂取していたとしても、マイナス1kgがよいところ。 それなのにもかかわらず、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸のみを摂取して6kgも8週間という短期間で減量してしまうことは、かなり危険なのではないかと示唆されているのです。そもそも、効果自体が疑わしいわけですが、なぜこういったことになってしまったのでしょうか。

 

食べないという選択か?

仮に、アフリカマンゴノキの論文が全く間違っていないものだったとしららどうでしょうか。8週間で6kgも減量させることができるのでしょうか。まず、体重が平均値より高い方が被験者だったとします。 こういった方は、食欲を抑制するだけでかなりの体重が減少すると考えます。例えば、1週間水だけで暮らした場合は劇的に体重が減量するのは確かです。 さらに、8週間炭水化物などを全て抜き、野菜やタンパク質だけを摂取するような生活を続けていた場合は確かに、8週間で6kgの減量は考えられるかもしれません。 しかし、それはアフリカマンゴノキの効果ではなくただの食欲抑制。さらに、結果的にその後に食べ進めてしまったらリバウンドする痩せ方ですので、逆効果にしかならないということです。 そして、もしアフリカマンゴノキを摂取していれば食欲抑制が起こるためこういった現象が起こるとしたら、それは相当危険性が高いと考えられます。 食べるべき食べ物を食べられなくなるということは、ある意味で摂食障害を起こしている状態と一緒。大切な栄養素を欲しいのに、欲しくないと脳が認識するようでは命の危険が及んでしまうのではないでしょうか。 まだまだ、アフリカマンゴノキの効果には疑わしい部分が多いというのはこういった背景があるからなのです。

 

アフリカマンゴノキは危険

正直、まだアフリカマンゴノキの効果にはわからないことが多いようです。そのため、使用は今直ぐは控えるべきだと考えます。ぜひ、チェックしてみてください。