ダイエット素材【アフリカマンゴノキ】はジム通い制限中に効果なし!痩せない理由をピックアップしてご紹介

カテゴリー:アフリカマンゴノキウーロン茶重合ポリフェノールエラグ酸ダイエット体重減少効果

コロナウイルスの感染拡大により、日本国内でもあらゆる外出制限が行われていますよね。 特に、通気性の悪い密集した空間は避けなくてはいけないため、ジム通いを泣く泣く自粛している方も多いのではないでしょうか。 しかし、ダイエット目的でジムに通っていた人のなかには、「運動できない = 太りやすくなってしまう」といった理由から、ジムに代わるダイエット法をお探しの方も多いでしょう。 そこで注目されているのが、食事制限や運動なしで痩せられると話題を集めた「アフリカマンゴノキ」です。 しかし残念ながら、ジム通い制限中のダイエットに、アフリカマンゴノキはおすすめすることができません。 なぜなら、アフリカマンゴノキダイエットには専門家も首をかしげる疑問点がいくつも存在するからです。 ではそんな疑問点について、一つ一つ解説していきましょう。

 

アフリカマンゴノキの劇的なダイエット効果は怪しい

アフリカマンゴノキは、機能性表示の根拠を記すための臨床試験を行っています。 この臨床試験結果をみると、たった8週間(約2ヶ月)で、次のようなダイエット効果を発揮したんですね。

・体重 → マイナス6.2kg

・お腹周り → マイナス2.3cm

 

ちなみに、日本国内で特定保健用食品として販売されている「ウーロン茶重合ポリフェノール」は、

・体重 → マイナス1.1kg

・お腹周り → −1.2cm

科学的根拠を示す臨床試験にて、このような数字が公開されています。 これをみていただくと、いかにアフリカマンゴノキは、劇的なダイエット効果を示しているのかがわかりますよね。 しかしこの劇的なダイエット効果は、残念ながら高く評価できるものではありません。 なぜなら、これだけのダイエット効果を示しているのに、腹部脂肪面積の評価がないからです。 この評価がしっかりとなされていない時点で、アフリカマンゴノキが特定保健用食品に認定されることはありません。 また、8週間で体重を6キロ落とすためには、1ヵ月で21,000kcalの消費が必要です。 これだけの消費量を、サプリを飲むだけで実現できるというのは無理がありますよね。 もし真実なら、安全性において相当な懸念が浮上するでしょう。

 

アフリカマンゴノキのダイエット効果はエラグ酸のみで証明されている

上記でご紹介したアフリカマンゴノキの劇的なダイエット効果は、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸によるものです。 つまり、アフリカマンゴノキの種子やエキスにより抽出されたエラグ酸のみで、これだけのダイエット効果を証明しているんですね。 しかしこちらに関しても、よく考えてみてください。 エラグ酸は、アフリカマンゴノキのみから得られるものではありません。 私たちにとって身近なイチゴやパイナップルといった果物にも豊富に含まれています。 特にイチゴに関しては、172gの摂取でアフリカマンゴノキ由来エラグ酸3mgに相当するため、毎日半パック食べればよいことになるんですね。 これはあまりにも、「ありえない」と思いませんか? イチゴを半パック食べて、こんなに痩せられるのなら、とっくにイチゴダイエットが流行しているはずです。

 

アフリカマンゴノキの劇的なダイエット効果はカメルーン人で実証されている

アフリカマンゴノキの科学的根拠を発表した採用論文の中身をみると、対象者は全員カメルーン人です。 カメルーン人で試験を行ったこと自体に問題はありませんが、海外で行われた研究なのに日本人への外挿性が一切考慮されていないんです。 日本人と海外人では、食文化等により体質が大きく異なることも予想されますよね。 それなのに、カメルーン人にも効果があったから日本人にも効果があるといわれても、全くもって信用することができません。 この点に関しては、致命的な説明不足であるといえるでしょう。

 

まとめ

アフリカマンゴノキダイエットには、残念ながら科学的根拠を疑う疑問点がたくさんあります。 100%効果がないと断言するわけではありませんが、即効性のあるダイエットとして信用しすぎてしまうと、後悔する可能性が極めて高いんです。 コロナウイルスの影響によってジムに通えなくなってしまった人は、自宅でできる範囲の筋トレや毎日30分以上のウォーキングを取り入れてみてください。 このような地道な努力によって、気になる運動不足を解消することができます! ぜひ、参考にしてみてくださいね。