アフリカマンゴノキで男性ホルモン増加?副作用の意味がわからない?

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とにかくやせたい。そういった思いを持っている方は、“劇的にやせる!”といわれているサプリメントなどを使ってしまう傾向にあります。 そんな中、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸などが配合されている…そんなサプリメントと出会うことがあるかもしれません。副作用はない…といわれているアフリカマンゴノキ。 しかし、実際にはさまざまな影響が起こる可能性がありますので安易な利用は注意してほしいと思います。一体、どんな副作用が懸念されているのかお伝えしましょう。

 

天然成分だから安心?

そもそもアフリカマンゴノキとはどんな成分なのかお伝えしましょう。アフリカマンゴノキの実から抽出される由来エラグ酸。これを摂取すると、アディポネクチンと呼ばれるホルモンの分泌量が増えるといわれています。 アディポネクチンは、食欲抑制ホルモンの一種であるレプチンの分泌量も増加させると考えられており、結果的に食欲抑制に働くとされているようです。 また、中性脂肪が下がり血液が改善、食後の血糖値が下がりやすくなる、C-リアクティブプロテイン(CRP)が低下して脂肪の分解が促進される…など、とにかくダイエットにとって救世主ともいえる働きをしてくれるといわれています。さらに天然成分なので安心という意見も。副作用が起こるとは思えない、すばらしい成分として売り出されているのです。

 

本当に大丈夫か?

しかし、これが本当であればまさにノーベル賞ものの働きだと思わないでしょうか。とある試験では、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を8週間摂取した郡が、なんと−6kgも減量した…ということが示唆されています。 一般的な特保成分を12週間摂取したところで-1kg程度やせるかも…というところですので、劇的な効果といえるでしょう。 さて、この結果もかなり疑わしいですが問題はそれが本当だった場合です。そもそも、摂取するだけで生活をかえなくてここまで減量したら劇薬です。 減量していった方は、うれしいのではなく不安に教われないでしょうか。ダイエットしようとしていないのに、このやせ方は異常です。それでも副作用はない…と言い張るアフリカマンゴノキ側。これは、何か裏があるとしか思えないのです。

 

男性ホルモンが高まる?

さて、そんなアフリカマンゴノキですが公表している副作用のひとつが男性ホルモンの増量です。アフリカマンゴノキの摂取量が増量すると、なんと男性ホルモンの一種であるテストステロンが増加すると示唆されているのです。 テストステロン値は、男性の筋肉や精力増強、さらにリーダーシップをとるためのやる気など、いろいろな場面で活躍するホルモンです。しかし、それらによって肌荒れが起きたりホルモンバランスが崩れたり、毛深くなる…といった作用もあるといわれているようです。 しかし、アフリカマンゴノキの効能から考えてなぜ男性ホルモンが増加するのかがわかりません。血液改善…という意味合いでは、男性ホルモンの増加を促す成分でも入っているか、というイメージです。アフリカマンゴノキから摂取している成分の中には、公表されていない成分も入っているのかもしれない。そんな不安になる副作用効果なのではないでしょうか。

 

不透明なことが多い

アフリカマンゴノキは過剰摂取で男性ホルモンが増加する、とお伝えしました。しかし、とある論文には指定量の5倍のアフリカマンゴノキを摂取し続けても害は無かったと報告されています。 そもそも、男性ホルモンが増加したら何が起こるのか。増えるだけであれば、精力増強のサプリメントと効果が変わらないので害はないでしょう。このあたりも不透明であり、何が伝えたいのか意図がわかりません。アフリカマンゴノキは、まだまだ不透明な部分が多い成分です。利用には、まだまだ時間をかけた方がよいでしょう。