アフリカマンゴノキで体型維持はできない?ダイエットサポートに欠ける3つの理由!
痩せた後の体型維持は、想像している以上に大変ですよね。
終わりのないダイエットに嫌気がさし、リバウンドしてしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで注目されているのが、ダイエットの新素材として日本でも話題となった「アフリカマンゴノキ」です。
しかし、アフリカマンゴノキを体型維持のためのアイテムとして取り入れても、ダイエットサポートに欠ける3つの理由があります。
今回は、その気になる3つの理由をわかりやすく解説しますね。
アフリカマンゴノキに期待されているダイエット効果
アフリカマンゴノキは、中央・西アフリカや、インドの亜熱帯地方に生息する植物です。
古くから体重を減少させるための薬草として、アフリカマンゴノキの果実や種が使われてきました。
その後、安全性の高いダイエット素材として欧米で大ブームを巻き起こしています。
なんと、年間で250万個も売れたダイエットサプリの主要成分となっているのだから、すごいですよね。
なぜここまで注目されたのかというと、「食欲を抑制する効果」と「中性脂肪の分解を促す効果」の2つを同時に得られるからです。
さらに、太る原因として注目される「炭水化物の吸収を抑制する効果」も期待されるため、効率の良いダイエット素材として注目を浴びました。
しかし、これらのダイエット効果は、
・過剰な食欲を抑えられない
・明らかな肥満体型である
上記2つが、該当する方に向いています。
アフリカマンゴノキが体型維持のダイエットサポートに欠ける3つの理由
アフリカマンゴノキは、飲むだけで痩せられる魔法の薬ではありません。
たしかに、上記で挙げたようなダイエットサポート効果は期待されていますが、以下の3つの理由から、体型維持のサポートには不足している可能性が高いんです。
▪︎飲むだけで消費カロリーが増えるわけではない
アフリカマンゴノキでダイエット効果が得られる最大の理由は、食べ過ぎによる摂取カロリーを抑えられる点です。
つまり、明らかな食べ過ぎに該当しない方がアフリカマンゴノキを摂取したとしても、消費カロリーが増えるわけではありません。
▪︎中性脂肪の分解効果が明確ではない
体の内側から太りにくい体質にするためには、中性脂肪の蓄積を予防しなければいけません。
アフリカマンゴノキには中性脂肪の分解効果が期待されていますが、臨床試験データを見ると、根拠に欠ける大きなポイントがあります。
そのポイントとは、腹部脂肪面積です。
中性脂肪の分解を促す効果が明確なのであれば、特定保健用食品認可のための最重要項目である「腹部脂肪面積」のデータがあってもおかしくありません。
しかし、アフリカマンゴノキには腹部脂肪面積のデータがない状態となっているため、日本国内で特定保健用食品の認可も降りていないのが現実です。
▪︎臨床試験データの結果が信じがたい
アフリカマンゴノキの公開されている臨床試験データには、8週間で体重がマイナス6.2キロ減少したと明記されています。
また、ウエスト周囲変化量は−2.3センチとなり、特定保健用食品のデータを大きく上回るものです。
これだけの劇的な効果を、果たして本当にアフリカマンゴノキに含まれているエラグ酸のみで証明できるのでしょうか。
これが真実であれば、エラグ酸が豊富に含まれるイチゴを食べ続けると、高いダイエットサポートが得られることになってしまいます。
まとめ
上記でご紹介したダイエットサポートに欠ける3つの理由を見ていただくとわかるように、アフリカマンゴノキは体型維持に最適な素材とはいえません。
そもそも、サプリメントや置き換え食品のような食事制限のみで、体型を維持していくのは極めて難しいといえるでしょう。
太りにくく痩せやすい体質を半永久的に手に入れたいのであれば、ある程度の筋肉をつけるのが一番効果的です。
自宅で気軽にできる、腹筋やスクワットなどから始めてみてはいかがでしょうか。