アフリカマンゴノキとは?海外での評価と日本の評価を徹底比較!
アフリカマンゴノキとは?海外での評価と日本の評価を徹底比較!
肥満大国として深刻な問題を抱えている米国で、ダイエットの新素材として注目を集めているのが、アフリカマンゴノキです。
カメルーン人を対象に行われた臨床試験データをみると、体重の減少やウエスト周囲の変化量に劇的な変化が見られました。
さらに、変化が見られたのはわずか8週間といった短期間になるため、短い期間で楽して痩せたいと思っている人には大注目のダイエット素材になりますよね。
ですが、今までも海外で流行したダイエット素材が、日本人の体にはあまり変化を期待できなかったケースはたくさんあります。
そこで今回は、アフリカマンゴノキの基本的な情報をわかりやすく解説しながら、海外での評価と日本との評価を徹底的に比較してみました!
新ダイエット素材アフリカマンゴノキとは?
アフリカマンゴノキは、湿った熱帯地域の代表である西アフリカやインドに生息している植物になります。
アフリカマンゴノキ属ニガキ科の常緑高木で、マンゴーのような黄色い果実が実ることでも特徴的です。
昔から果実や種子が常食されていて、アフリカで体重を減少させるための薬草としても使われてきました。
米国では、累計販売個数が250万個を突破したダイエットサプリの主要成分に、アフリカマンゴノキの種子から抽出した濃縮エキスが使われています。
そんなアフリカマンゴノキを使ってカメルーン人に臨床試験を行ったところ、
体重/− 6.2キロ
ウエスト周囲変化量/− 2.3センチ
わずか8週間でこのような変化を実証したんです。
これには賛否両論ありますが、真実であればすごい数字ですよね。
アフリカマンゴノキの評価!海外VS日本
上記でご紹介した臨床試験データは、あくまでカメルーン人を対象に行われたものです。
日本人が同じように摂取したとしても、同じ効果が期待できるとは限りません。
なぜなら、日本人とカメルーン人では、体質が異なることも予想されるからです。
では、海外と日本ではアフリカマンゴノキに対してどのように評価が変わってくるのでしょうか。
海外では、米国でアフリカマンゴノキを主要成分として使ったサプリメントが250万個も売れたのを見ると分かりますが、かなり評価が高いですね。
一方、日本ではそこまで知名度の高い成分ではなく、特保成分としても認定されていません。
アフリカマンゴノキは、日本で機能性表示成分の扱いであり、厚生労働省が認めている特保成分に認定される可能性は、極めて低いとみられています。
なぜ、あれだけの臨床試験データがあるのに、日本で特保成分に認められないのかというと、腹部脂肪面積の評価がなされていないからなんですね。
特保認定の基準は意外と厳しく、原則としてBMIおよび腹囲だけではなく、腹部脂肪面積も評価されなくてはいけません。
アフリカマンゴノキの臨床試験データには、腹部脂肪面積についての記載がないため、特保に認定することはできないのです。
また、実際にアフリカマンゴノキが主要成分として含まれているサプリメントを飲んだ人の体験レビューを見ても、劇的な変化を実感できているケースはほとんどありません。
このようなことを全て踏まえて考えれば、海外と日本では、アフリカマンゴノキのダイエット効果に対して温度差があるといえます。
まとめ
今回は、アフリカマンゴノキの基本的な情報と海外と日本での評価を比較してご紹介しました。
そもそもアフリカマンゴノキには、レプチンと呼ばれている善玉ホルモンをサポートするアディポネクチン増大の効果により、以下の2点のダイエット効果が期待できるといわれています。
・満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防ぐ
・中性脂肪の分解を促進してエネルギー源に変換する
この効果を見るとすごいように感じてしまいますが、本当に劇的な効果を期待できるのであれば、今頃メディアが大騒ぎになっているはずです。
過剰に期待してしまうとがっかりする恐れもあるので、
「アフリカマンゴノキは一般的なダイエットサポート成分の一つである」
このように考えておくと良いかもしれませんね。