機能性表示食品『アフリカマンゴノキ』が楽して痩せたい人に向かないのはなぜ?

カテゴリー:アフリカマンゴノキダイエット効果腹部脂肪面積

 

ダイエットは、我慢の連続ですよね。 食べたいものを我慢しなければいけないし、動きたくなくても消費カロリーを増やすために運動しなければいけません。 しかし実際には、 できることならゴロゴロしていたい。 好きなものを好きなだけ食べたい。 これがまさに、人間の本音ではないでしょうか。 楽して痩せられる方法があるのなら、それを誰もが実践したいはずです。 そこで今、注目を集めているのが機能性表示食品である「アフリカマンゴノキ」です。 しかしこちらの素材、実は楽して痩せたい人にほど向かない可能性があることをご存知ですか? 今回の記事では、アフリカマンゴノキが楽して痩せたい人に向かない理由をご紹介します。 アフリカマンゴノキを、飲むだけで痩せられるダイエット素材だと考えている方は、必見ですよ!

 

機能性表示食品「アフリカマンゴノキ」とは?

アフリカマンゴノキは、アフリカやインドの亜熱帯地域に生息している植物です。 マンゴーのような果実を実らせることから、アフリカマンゴノキと名付けられました。 アフリカ各地では、体重を減少させる薬草として古くから親しまれており、種子やエキスが料理に使われてきたんですね。 この噂が肥満大国として知られるアメリカに広まると、大きなブームを巻き起こしました。 その後日本に上陸し、今現在では機能性表示食品として取り扱われています。

 

アフリカマンゴノキの効果・効能は?

アフリカマンゴノキは機能性表示食品となるため、医薬品のように明確な効果効能を謳うことができません。 しかし、科学的根拠に基づいた機能性を表示することができるため、アフリカマンゴノキを使ったサプリメントには、以下のように表示されることが多いです。

・ウエストが気になる方

・肥満気味の方

・体脂肪や中性脂肪を減らすサポート

・高めのBMIの改善サポート

なぜこのような機能性を表示しているのかというと、科学的根拠となる臨床試験データが公開されているからです。 アフリカマンゴノキの臨床試験データには、8週間の摂取で次のような変化をもたらしました。

・体重:−6.2kg

・ウエスト周囲変化量:−2.3cm

・中性脂肪数値: 56.55→ 49.53mg/dl

ただし、臨床的意義上に重要な腹部脂肪面積の測定が行われていないため、特定保健用食品としては認められていません。

 

アフリカマンゴノキが楽して痩せたい人に向かない理由

アフリカマンゴノキは、医薬品でも特保でもない機能性表示食品です。 事業者の責任において機能性を表示することができますが、上記でもご紹介したように明確な効果・効能はありません。 つまり、あくまでダイエットサポートとして使うことはできますが、飲むだけで痩せられるものではないんですね。 例えば、アフリカマンゴノキのダイエット効果として大きく挙げられている食欲抑制効果ですが、こちらは肥満傾向にある人の過剰な食べ過ぎを抑えるだけです。 ダイエット中の空腹が紛れるものではないため、アフリカマンゴノキを摂取していたとしても、お腹が空けば食べてしまうでしょう。 また、中性脂肪の分解を促す効果も話題となっていますが、こちらもゴロゴロしながら脂肪を燃焼してくれるものではありません。 あくまで、脂肪細胞の多くを占める中性脂肪の分解を促し、エネルギー源となる脂肪酸に変換させるサポートをするだけです。 エネルギーを消費するためには、ある程度の運動が必要になるため、結局は日常的な運動が必要不可欠となります。

 

まとめ

世の中に、楽して痩せられるダイエット法は存在しません。 痩せたければ食事の見直しや、日常的な運動が必ず必要になるでしょう。 また、生活習慣さえ規則正しくしていれば、過剰に太る心配もありませんし、自然とベストな体重を維持できるはずです。 何かに頼り痩せようとするのではなく、まずは今日からできることを見直してみてくださいね。