アフリカマンゴノキダイエットで痩せるは信憑性なし!正月太りに適さない3つの理由はこれだ

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楽しかった年末年始がおわり、現実に戻ったとき、体重計に乗って驚いてしまう人もいますよね。 「体重が3キロ以上も増えている!」 飲んだり食べたりを繰り返していると、どうしても体重が増えてしまい、元の体型に戻すのが難しくなります。 そこで人気を集めているのが、食事制限や運動の要らないアフリカマンゴノキダイエットです。 しかし、結論からお話しすると、アフリカマンゴノキダイエットを始めた多くの人は、正月太りを解消することができない結果に・・。 なぜ、飲むだけで痩せるはずのダイエットサプリが痩せないのか、その理由を今回はわかりやすく解説します!

 

アフリカマンゴノキダイエットが失敗におわる3つの理由

アフリカマンゴノキは、満腹中枢を刺激するシグナル「レプチン」を活性化させるもう一つのシグナル「アディポネクチン」の分泌量を、2.6倍増加させることで、力強くサポートします。 その結果、

・食べ過ぎを抑えられる

・中性脂肪が分解される

このようなダイエット効果が得られるといわれていますが、詳しく調べてみると、科学的根拠を示すデータに、怪しい点がたくさんあることが判明しました。

▪︎怪しい点1「腹部脂肪面積の項目がない」

健康やダイエット効果が注目されるトクホ商品は、厳正な審査を通過して許可されます。 この際に必要不可欠となるのが、腹部脂肪面積の項目です。 腹部脂肪面積は、メタボを診断する上でも欠かすことのできない重要なデータです。 こちらの評価がきちんとなされていなければ、トクホとして認定することができません。 したがって、機能性表示食品としてしか販売することができないんですね。 アフリカマンゴノキは、腹部脂肪面積の評価がなされていないため、今現在はトクホ認定が難しい機能性表示食品となっています。

▪︎怪しい点2「ありえない劇的なダイエット効果」

上記でご紹介した通り、機能性表示食品としてしか認められないアフリカマンゴノキですが、科学的根拠を示す論文には、以下のようなデータが記されていました。

・体重変化量 → −6.2キロ

・ウエスト周囲変化量 → 2.3センチ

ちなみに、これらのダイエット効果はたったの8週間の摂取によるものです。 これだけの劇的なダイエット効果が証明されているのに、腹部脂肪面積の評価だけが記載されていないのは不思議だと思いませんか? また、この短期間でのダイエット効果は、トクホを大きく上回るものです。 3キロを1ヵ月で落とすためには、およそ21,000キロカロリーの消費が必要となるため、アフリカマンゴノキにはこれを実現する効果があることになります。 これが本当なら、ノーベル賞を受賞していてもおかしくありません。

▪︎怪しい点3「被験者は全員カメルーン人」

日本人と海外人では、体質が大きく異なる可能性があります。 これを考慮するためにも、科学的根拠を示す論文には、日本人への外挿性を考慮する必要があると、ガイドライン上で定められているんですね。 しかし、アフリカマンゴノキの論文に、日本人と海外人で効果が異なる可能性があるといった内容は記されていません。 これでは、残念ながら根拠を示す論文自体の質が悪いと思われても、仕方がないでしょう。

 

正月太りはカロリー計算と運動で解決!

食べ過ぎや飲み過ぎで体重が増えてしまうのは、単純に消費カロリーよりも摂取カロリーが上回っているからです。 これを解消するには、摂取カロリーを抑えるためのカロリー計算と、消費カロリーを増やすための運動を取り入れましょう! この2つを実践するだけで、疑わしいダイエット素材を利用しなくても、確実に痩せられるはずです。 正月太りを解消したい方は、ぜひ実践してみてくださいね。