アフリカマンゴノキはマンゴーアレルギーの人でも大丈夫?副作用を徹底検証!
米国で絶大な支持を集めたのが、ダイエット素材として話題の「アフリカマンゴノキ 由来エラグ酸」です。 アフリカマンゴノキ由来エラグ酸は、食べたい欲求を抑える効果があると期待されており、暴飲暴食によって太りやすい人の、救世主ともいわれてきました。 しかし、マンゴーのような黄色い果実を実らせることから、マンゴーアレルギーがあっても問題ないのかは非常に気になるところですよね。 さらに、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸には、国立栄研のホームページ上で副作用が一部報告されています。 そこで今回は、
・マンゴーアレルギーでもアフリカマンゴノキ由来エラグ酸は問題ないのか
・アフリカマンゴノキ由来エラグ酸自体にどのような一部有害事象があるのか
この2つについて、わかりやすく解説します!
マンゴーアレルギーとは?
そもそもマンゴーアレルギーとは、口の中や唇の粘膜が、腫れたり痺れたりする状態を指します。 さらに重症化した場合、蕁麻疹や腹痛、吐き気などを引き起こし、最悪の場合は呼吸困難を誘発する「アナフィラキシーショック」に、陥る可能性があるんですね。 日頃から、キウイ・モモ・メロンなどで上記のような症状を引き起こしやすい人は、マンゴーを食べた際にも、同じようなアレルギー症状を引き起こす可能性があります。 また、普段から花粉症や気管支ぜん息といったアレルギー体質の人は、通常の人よりもアレルギーを引き起こしやすいです。 違和感を感じた際には、すぐに病院にて検査を行う必要があるでしょう。
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸はマンゴーアレルギーにNG?
マンゴーは、「ウルシ科マンゴー属」の果樹ですが、アフリカマンゴノキは「アフリカマンゴノキ属ニガキ科」の常緑高木です。 アフリカマンゴノキは、主にアフリカやインドといった亜熱帯地方で生息が確認されていますが、マンゴーに似た果実を実らせるだけであり、マンゴーとは異なります。 つまり、マンゴーアレルギーの人がアフリカマンゴノキ由来エラグ酸を体内に摂取したことで、必ずしもアレルギー症状を引き起こすわけではありません。 しかしながら、日ごろからアレルギーを引き起こしやすい体質の場合、アフリカマンゴノキで食物アレルギーを発症してしまう可能性はあります。 マンゴーとは異なる植物となりますが、危険性はゼロではないことを覚えておきましょう。
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸にはどんな副作用がある?
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸は、科学的根拠を示す臨床試験において、安全性に懸念となる症状は一切認められていないとしています。 一方で、国立栄研のホームページをみると、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸で、以下のような一部有害事象が発生しているんですね。
・モルモット試験にて男性ホルモンの1つである「テストステロン値」の上昇を確認
・肥満傾向の変形性ひざ関節症と診断された男性が、アフリカマンゴノキを10日間摂取した後、4日目以降に急性肝障害と診断
つまり、副作用の報告事例の数は少ないですが、上記のようなケースが認められたことになります。 この事実をどう捉えるかは自分次第ですが、100%安全であるとはいえません。 初めて摂取する際には、アレルギー同様に注意が必要です。
まとめ
今回は、アフリカマンゴノキがマンゴーアレルギーでも問題ないのかと、副作用の懸念はないのかについてご紹介しました。 最近では、日本国内でもダイエットサプリの主要成分として、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸が気軽に使用されています。 しかし、過剰なダイエット効果にだけ気をとられて安易な気持ちで始めてしまうと、アレルギーや副作用といった危険を伴う可能性も否めません。 良い点だけでなく悪い点にも注目し、慎重に摂取するように心がけてくださいね。