炭水化物に関連する?アフリカマンゴノキの効能がまだ信じられないわけ!
炭水化物ダイエットを取り入れている方もいるでしょう。
炭水化物の摂取は我々人間にとって大変重要なことなのですが、糖分がとても高いため食べ過ぎるとどんどん太ってしまう、という諸刃の剣的な部分もあります。
できるだけ炭水化物を食べない生活をしたいものの、やはり美味しいですし食べ過ぎてしまう人がほとんど、実は、アフリカマンゴノキはその炭水化物の吸収量を減少させる言われています。その真実をここで検証していきましょう。
炭水化物ダイエットとは?
そもそも、炭水化物ダイエットとはどんな方法でしょうか。数多くのダイエットがありますが、炭水化物ダイエットはもっとも早く痩せるダイエット方法とも言われており、案外多くの方がチャレンジしています。
炭水化物ですので、ご飯やパンなどを摂取せず、ほかのタンパク質などを摂取しながらダイエットを行なうというやり方です。
炭水化物は、食物繊維と糖質からなる栄養素なのですが、この糖質を摂取しないだけでかなり痩せていきます。
糖質が無いわけですから、体内に蓄積している糖質を私たちの体は自己分解してそれを補います。すると、みるみるうちに痩せていき、理想の体重を目指せるわけです。
炭水化物ダイエットの問題点
しかし、私たちは炭水化物を摂取することでさまざまな栄養素だけでなく、力を蓄えます。
とくに、糖質が足りていないのでフラフラしますし、結果的に体内に蓄積できる糖分が無くなれば体は飢餓状態に陥るためよりご飯が摂取したくなります。
痩せるには痩せるのですが、結果的にご飯への憧れが強烈に強くなり過ぎてしまい、一度食べてしまうと普段の数倍の量のご飯を食べてしまいリバウンドしてしまうのです。
リバウンドも、簡単な食事制限の比ではなく、体重が元よりも増えてしまうことすらあります。炭水化物を食べながら、ゆっくりと痩せて行くというダイエット法の方がはるかに健康的なわけです。
アフリカマンゴノキでダイエット!
さて、そんな時に注目されているのがアフリカマンゴノキです。アフリカマンゴノキは、炭水化物を摂取した後に糖質を糖に変化させる消化酵素であるアミラーゼの働きを阻害する働きがあることがわかっています。
アミラーゼの働きが無くなれば、糖質は糖として体に蓄積することはなく、結果的に中性脂肪も減少して体重も増えにくくなるということなのです。
アフリカマンゴノキを摂取していれば、大好きな炭水化物を摂取していても、そこまで太ることはなく面倒なダイエットをしなくても済むので人気が出始めているのです。
科学的根拠が無い?
さて、そんなアフリカマンゴノキなのですが、これらの効果が評価されている論文に有識者たちは疑問を投げかけています。
まず、カメルーン人しか対象者ではないこと、さらに中性脂肪やコレステロールなどの評価も被験者たちに優位性がない、明らかにおかしい評価結果など突っ込みどころが多いということが指摘されています。
例えば、エラグ酸におけるダイエット効果です。この論文では、アフリカマンゴノキに含まれているエラグ酸がこういった効果に関連しているとされていますが、そのエラグ酸がどういった働きをしているかの詳しい記載はありません。さらに、8週間摂取したら約6kgも減量した、という報告もあり眉唾ものです。
また、このエラグ酸ですがパックイチゴの約半数程度と同等の量ですので、イチゴを摂取していればアフリカマンゴノキと全く同じ働きを得られると考えられます。
そんな話は一度も耳にしたことはありませんし、本当ならイチゴの方が安全でしょう。このように、良いところばかり噂が先に出回ってしまい、本当の効果がうやむやになっているのです。アフリカマンゴノキを利用するのは、時期尚早。まだ、いろいろな報告を待ってみた方がよいでしょう。