アフリカマンゴノキ由来エラグ酸がお腹ぽっこりに効果がないのはなぜ!?スリムになれない3つの理由を解説
「体重が増えたわけではないのにお腹がぽっこりしている・・」 こんな悩みを抱える女性たちから注目されているのが、ダイエットサプリの主要成分として話題の「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸」です。 アフリカマンゴノキ由来エラグ酸が含まれるダイエットサプリのパッケージには、
・ウエストが気になる人に
・ウエスト周囲径の減少をサポート
このように記載されていることが多いですが、今回ご紹介する3つの理由で、あまり効果がない可能性が極めて高いんですね。 このページでは、お腹がぽっこりしてしまう原因と、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸でウエストが細くならない3つの理由について解説しています。
お腹がぽっこりする原因
そもそも、体重が増えたわけではないのにお腹周りがぽっこりとしてしまうのは、次の理由が考えられます。
▪︎腹筋の衰え
年齢を重ねていくと、痩せている人でも下腹がぽっこりとしてしまうケースが多いですよね。 なぜ、このような現象が引き起こされるのかというと、インナーマッスルである腹横筋が年齢とともに衰えることで、内臓が下がってしまうからです。 腹横筋には、正しい位置に内臓をキープする力があるのですが、日常生活の中で使われない筋肉のため、意識しないと鍛えることができません。
▪︎骨盤周辺の歪み
姿勢の悪い生活を続けていたり、子供を出産したりすると、骨盤周辺に歪みが生じます。 骨盤が歪むと、上記でご紹介した腹筋の衰えと同じように内臓を支えられなくなり、正しい位置をキープすることができなくなるんですね。 その結果、下腹を中心にぽっこりと出てしまいます。
▪︎便秘による腸の膨張
不規則な生活習慣や、乱れた食生活が続くことにより発生するのが、慢性便秘です。 腸の働きが低下し、排便を促すためのぜん動運動が鈍くなると、腸内に便が長期間停滞して膨張を引き起こします。 特に女性は慢性便秘を引き起こしやすいため、年齢に限らず注意が必要です。
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸がぽっこりお腹に効果がないのはなぜ?
冒頭でもご紹介したように、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸が含まれるサプリには、お腹周りの脂肪に対して、効果があるように紹介されています。 しかし実際には、以下の3つの理由により、お腹ぽっこりに対して高い効果を期待するのが難しいでしょう。
▪︎運動しないと中性脂肪は分解されない
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸には、中性脂肪の分解を促す効果があるとして知られています。 もう少し詳しくお話しすると、中性脂肪をエネルギー源として活用できる「脂肪酸」に変換するからです。 しかし、仮に脂肪酸へ変換するサポート効果があったとしても、エネルギーを消費するためには、ある程度の運動が必要です。 生命維持活動で消費できるエネルギーは限られているため、余分に消費するためには、いつも以上に動かなくてはいけないんですね。 しかし、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸に頼らなくても、消費カロリーが摂取カロリーを上回れば、誰でも簡単にダイエットが実現します。 つまり、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸は飲むだけで簡単に痩せられるダイエット素材ではないため、運動しない人にはあまり意味がありません。
▪︎内臓の位置を元に戻すサポート効果はない
お腹ぽっこりに悩まされる多くの人は、上記でご紹介した理由をみていただくとわかるように、内臓の位置が下がっている可能性があります。 しかし、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸には筋肉を鍛える効果も、骨盤の歪みを治す効果もありません。 つまり、根本的な原因が解消されないため、いくら飲み続けてもお腹ぽっこりに高い効果は期待できないんですね。 お腹周りを引き締めたいのであれば、正しい姿勢へ導くためのストレッチや、インナーマッスルを鍛える腹筋運動の方が効果的です。
▪︎トクホのような腹部脂肪面積の測定がない
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸の科学的根拠を示す論文には、トクホ認定に必要不可欠な「腹部脂肪面積」の測定データがありませんでした。 したがって、メタボに高い効果が期待できると断言できるダイエット素材ではないのです。 腹部脂肪面積の測定は、臨床的意義上で最も重要視されているため、これがないのは信頼性に大きく欠けるといっても過言ではありません。 お腹ぽっこりを健康食品で改善サポートしたいのなら、機能性表示食品であるアフリカマンゴノキよりも、トクホの商品を選んだ方が効果的かもしれませんね。
まとめ
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸は、内臓の位置が下がってしまった人はもちろん、お腹周りの脂肪が気になる人にも、自信を持っておすすめできるものではありません。 過剰な期待はがっかりする可能性が高いことを、ぜひこの機会に覚えておいてくださいね。