アフリカマンゴノキの食事制限なしで痩せるは嘘!努力した人しか痩せない理由を解説
「好きなものを我慢せずに食べて、痩せられる方法はないかな?」 こんな楽ちんダイエットに挑戦したい人から注目されているのが、アフリカマンゴノキです。 アフリカマンゴノキには、満腹中枢を刺激して食べ過ぎを抑える効果や、中性脂肪を分解してエネルギー源に変換する効果があるといわれています。 このメカニズムを活用すれば、夢の楽ちんダイエットが確かに実現しそうですよね。 しかし実際には、この世の中に食事制限なしで痩せられる方法はほぼ存在しません! アフリカマンゴノキも残念ながら、例外ではないのです。 このページでは、アフリカマンゴノキが食事制限なしで痩せられない理由を、わかりやすく解説しています。 アフリカマンゴノキダイエットについて興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
アフリカマンゴノキはなぜ食事制限なしで痩せない?
アフリカマンゴノキは、中央アフリカやインドといった熱帯地域に自生する常緑高木です。 現地では、体重を減らす薬草として主に使われてきました。 この噂がいつしか肥満大国の代表である欧米で広まり、年間250万個も売れたダイエットサプリの原料として有名になったことで、数年前に日本へも上陸したんですね。 これが真実であれば、飲むだけで痩せられる魔法のようなダイエット素材に感じてしまいますよね。 しかし残念ながら、日本国内でダイエットに成功した人はほとんどいません。 なぜなら、アフリカマンゴノキの「食欲を抑制する」「中性脂肪を分解する」といった効果は、そこまで驚異的なものではないからです。 日本人は世界的にみても肥満度が低いため、欧米人のような暴飲暴食を繰り返す傾向がないんですよ。 したがって、満腹中枢を刺激して食欲を抑制する効果を期待したとしても、劇的な変化が得られません。 なお、アフリカマンゴノキには劇的なダイエット効果を示す科学的根拠が、臨床試験データを使った論文にて発表されていますが、被験者は全員カメルーン人です。 体格や食生活が日本人と大きく異なるカメルーン人を対象に行われたものなので、こちらを根拠にして日本人にも効果があると説明するのは、無理があるでしょう。
アフリカマンゴノキは努力しないと脂肪が燃焼されない?
アフリカマンゴノキには、冒頭でもご紹介したように中性脂肪を分解し、エネルギー源に変換する働きがあると紹介されています。 つまり、中性脂肪が多い肥満傾向の人がアフリカマンゴノキを試せば、エネルギー源として消費できる脂肪酸に変換されることで、痩せやすくなるということです。 これだけみると、「なるほど!」と納得してしまう人もいるかもしれません。 しかし、よく考えてみてください。 エネルギー源になる脂肪酸に変換されたとしても、それを消費するためにはある程度の運動が必要ですよね。 日常的に歩く・走るといった有酸素運動を取り入れない限り、エネルギーをしっかりと消費することはできません。 すなわち、アフリカマンゴノキの脂肪酸に変換する効果を、脂肪燃焼に繋げたいのであれば、それなりの努力が必要なのです。
エラグ酸のみでダイエット効果を証明しているのも怪しい
そもそも、上記でご紹介したアフリカマンゴノキのダイエット効果は、「エラグ酸」のみで証明されています。 一般的な果物にもエラグ酸は含まれていますが、これらの果物に含まれるエラグ酸に、驚異的なダイエット効果があるといった話は、今まで浮上したことがありません。 このような事実を考えると、そもそもアフリカマンゴノキに高いダイエット効果があるのかは疑問が残ります。
まとめ
アフリカマンゴノキは、楽ちんダイエットに有効な魔法のダイエット素材ではありません。 ダイエットサポートの可能性がゼロではありませんが、はっきりいってカロリー制限と軽い運動を取り入れないかぎり、目にみえるダイエット効果を実感するのは難しいです。 好きなものを我慢せずに食べても太らない体を手に入れたいのなら、
・筋肉をつける
・午前中に有酸素運動を取り入れる
このような代謝をアップする生活習慣を目指しましょう!