アフリカマンゴノキで太った!?食べ過ぎを防げなかった理由とは
アフリカやインドといった熱帯地域に生息している植物「アフリカマンゴノキ 」
現地では、古くから体重を減少させる効果のある薬草として使われてきました。
その効果はアメリカへと広まって大ブームを巻き起こし、近年日本でも大きな注目を集めるようになったんです。
しかし、アフリカマンゴノキが主要成分となっているサプリを飲んだ人の中には、逆に太ってしまったという声もあります。
食べ過ぎを防ぐ効能が期待されているアフリカマンゴノキで、反対に太ってしまったなんてかなり衝撃的ですよね。
そこで今回は、アフリカマンゴノキで太ってしまった理由を検証したので、ご紹介していきます!
アフリカマンゴノキの4つのダイエット効果
アフリカマンゴノキには、具体的に4つのダイエット効果が挙げられています。
1つ目は、冒頭でもご紹介したように食べ過ぎを防ぐ効果です。
満腹中枢刺激ホルモンと呼ばれているレプチンの働きを、アフリカマンゴノキは活性化させることができます。
太っている人はレプチンの働きが悪くなっているため、そのせいで太ってしまうことも少なくないんですね。
2つ目は、中性脂肪をエネルギー源に変え、脂肪の蓄積を解消する効果です。
そもそも太ってしまう大きな理由は、中性脂肪で脂肪細胞が増加してしまうからなんですよ。
エネルギー源となる脂肪酸に変換させることにより、溜め込みにくい体質になります。
3つ目は、基礎代謝を向上させるアディポネクチンの分泌量を2.6倍増加させるところです。
基礎代謝が向上すれば、消費カロリーもアップするため、加齢により代謝が低下して太りやすくなった人には最適です。
4つ目は、急激な血糖値の上昇を抑え、体内に吸収されてしまう糖を少なくできるところにあります。
糖質制限ダイエットでも話題になったように、血糖値の急激な上昇は太りやすい体質を作り出してしまうため、吸収を穏やかにすればダイエット効果が期待できます。
アフリカマンゴノキで太ってしまう事はある?
アフリカマンゴノキ自体に、太るような成分が含まれているわけではありません。
しかし、冒頭でもご紹介したように、アフリカマンゴノキでダイエットを始めたはずが、逆に太ってしまった人がいるのは確かです。
なぜこのような事態が起きてしまったのかは、以下の口コミにヒントが隠されていました。
「アフリカマンゴノキでダイエットを始めましたが、気がついたら以前よりも食べてしまっていました。
飲むだけで痩せられるという気持ちが強すぎたみたいです。」
口コミを見ていただくとわかりますが、アフリカマンゴノキのダイエット効果を過剰に信じてしまい、飲むだけで痩せられると勘違いしてしまったんですね。
確かに、アフリカマンゴノキのダイエット効果をみると、飲むだけで痩せられるようなことが記載されています。
しかし実際には、科学的根拠を証明する臨床試験データも、実は疑わしい内容になっているんです。
アフリカマンゴノキを信用しすぎては危険
アフリカマンゴノキは、8週間で体重が6.2kg減少したと報告されています。
さらに、この効果を実証しているのはエラグ酸のみなんですね。
エラグ酸は果物に含まれている成分で、イチゴからも摂取することができます。
臨床試験データは、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を3mg使用したものになるため、イチゴ半パックで同じ量のエラグ酸を摂取したことになるんです。
イチゴを食べ続ければ痩せるなんて話は聞いたことがありませんし、イチゴを食べているだけで食欲が減少するなんて話もほとんど耳にしません。
つまり、エラグ酸でこれだけのダイエット効果を証明するのは無理があり、科学的根拠は疑わしいと思われても仕方がないんです。
アフリカマンゴノキを信用しすぎてしまうと、上記でご紹介した口コミのように、逆効果になってしまう可能性も否めません。
まとめ
食事制限や運動することなく、アフリカマンゴノキだけで痩せようと考えるのは危険です。
逆に、ダイエット効果を過信しすぎてしまい、減量に失敗する可能性も高まります。
アフリカマンゴノキが主要成分となっているサプリメントでダイエットを考えている方は、十分にリサーチしてから行動に移してくださいね!