臨床試験データに注目!「アフリカマンゴノキ」が科学的根拠に問題点があるって本当?

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臨床試験データに注目!「アフリカマンゴノキ」が科学的根拠に問題点があるって本当?

女性なら誰もが一度は、ダイエットを考えたことがありますよね。

「食事制限せずに痩せたい」「運動せずに細くなりたい」

このように思ったことは、ありませんか?

そんな願望を叶えるべく、ダイエットの新素材として世界的に注目されているのが、「アフリカマンゴノキ」です。

アフリカマンゴノキは、ダイエットサプリの主要成分として人気を集め、アメリカでは年間250万個の大ヒットとなりました。

飲むだけで痩せられる魔法の成分として噂されているようですが、実は全く効果がない可能性もあるんですよ。

そこで今回は、アフリカマンゴノキの臨床試験データに注目しながら、科学的根拠の問題点をお伝えします!

アフリカマンゴノキの臨床試験データ内容

アフリカマンゴノキは、カメルーン人を対象に臨床試験が行われました。

選ばれたのは、年齢23〜55歳までのBMI26〜30に当てはまる32名です。

このうち、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を摂取したのは、16名になります。

臨床試験は8週間にわたって行われましたが、その結果、以下のような効果を発揮したんです。

・体重変化量: −6.2kg
・ウエスト周囲変化量: −2.3cm

ちなみに、コレステロールや中性脂肪の数値に関しても公開されていますが、こちらは被験者の数値がもともと高くなかったため、有意義なデータではありません。

アフリカマンゴノキの3つの問題点

アフリカマンゴノキの臨床試験データをみると、短期間で大幅なダイエットに成功したことがわかりますよね。

これをみると、かなりダイエット効果が高いのではないかと期待したくなる気持ちもわかります。

しかし、アフリカマンゴノキには科学的根拠に3つの問題点があるんです。

問題点1「腹部脂肪面積の試験を行っていない」

アフリカマンゴノキは機能性表示食品となりますが、通常の特定保健用食品の試験法をみると、必ず行われているのが腹部脂肪面積の測定です。

これが行われていないと、国の厳しい基準をクリアし、消費者庁長官の許可を得ることができません。

なぜ腹部脂肪面積の測定が行われなかったのかは明らかになっていませんが、これだけでは科学的根拠の信憑性に大きくかけてしまうんですね。

問題点2「臨床試験データの質が悪い可能性」

先ほどご紹介した臨床試験データの内容をみていただくとわかりますが、体重が大幅に減少していますよね。

ちなみに、特定保健用食品のデータと比較すると、以下のようになります。

「ウーロン茶重合ポリフェノール」

体重変化量/12週間で−1.1kg
ウエスト周囲変化量/12週間で−1.2cm

「葛の花エキス」

体重変化量/12週間で−1kg
ウエスト周囲変化量/12週間で−0.7cm

特定保健用食品と比較して、これだけの変化を期待できるのであれば、ノーベル賞を受賞していたとしてもおかしくありません。

また、この科学的根拠が本物なのであれば、安全性にも大きな懸念が残ります。

つまり、あらゆることを総合して考えると、アフリカマンゴノキの臨床試験データは、質が悪い可能性が非常に高くなってしまうんです。

問題点3「エラグ酸だけで劇的な効果を証明できない」

アフリカマンゴノキの臨床試験データは、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸3mgで行われています。

エラグ酸は食品にも含まれていて、ブラックベリーやイチゴ、パイナップルなどからも摂取が可能です。

しかし、これらの果物を同じ量毎日食べていたとしても、劇的なダイエット効果を果たして得ることができるのでしょうか。

世の中には数多くのダイエット法がありますが、今までにこのようなダイエット法は聞いたことがありません。

エラグ酸だけで劇的なダイエット効果を証明するのは、かなり無理がありそうです。

まとめ

今回は、アフリカマンゴノキの科学的根拠からみる問題点をご紹介しました。

誰にでも楽して痩せたい気持ちはありますが、努力せずに痩せる方法はなかなかありません。

ダイエットを成功させるためには、地道な努力を続けるのが1番ですね!