カテゴリー:アディポネクチンアフリカマンゴノキエラグ酸ダイエット体重減少効果

若い頃はすぐに落ちた体重も、年齢を重ねていくと、どんどん落ちにくくなりますよね。

お腹周りだって、30代以降になると筋肉の衰えにより、ぽっこりと出てきてしまうことも少なくありません。

そこで話題になったのが、飲むだけでダイエット効果を実感できると注目を集めている「アフリカマンゴノキ」になります。

しかし、実際に取り入れてみると、想像していたようなダイエット効果が得られず、がっかりしてしまう人が続出しています。

今回は、アフリカマンゴノキで体重減少とお腹痩せが実現しない理由を、徹底解明したのでご紹介しますね!

 

アフリカマンゴノキで体重が落ちない理由

 

そもそも体重を落とすためには、消費カロリーを増やす必要があります。

1キロ落とすための消費カロリーは、7,200kcal。

3キロ落とすための消費カロリーは、21,600kcal。

このようになっているわけです。

しかし、よほどの運動や食事制限をしない限り、これだけの消費カロリーを簡単に実現することは不可能です。

そこで注目されたのが、アフリカマンゴノキの体重減少効果。

発表された科学的根拠を確認すると、わずか8週間で、−6.2kgといった数字をたたき出しています。

短期間でこれだけの減量に成功するためには、1日に700kcal以上の消費カロリーが必要となるため、飲むだけでこのような効果を発揮するとしたらノーベル賞ものです。

ですが、残念ながらアフリカマンゴノキはノーベル賞を受賞していません。

さらに、ノーベル賞どころか、腹部脂肪面積の測定も行われていないため、特定保健用食品としての認可も降りていないんです。

つまり、機能性食品であるアフリカマンゴノキで体重が減少しない理由は、飲むだけで大幅に体重を減らすための消費カロリーを実現できないからになります。

 

アフリカマンゴノキでお腹痩せが実現しない理由

アフリカマンゴノキには、豊富なエラグ酸が含まれています。

このエラグ酸によって、アディポネクチンの分泌量を2.6倍増加させ、脂肪細胞の多くを占めている中性脂肪の分解を促進する効果があるといわれています。

これを裏付けるかのように、ウエスト周囲変化量は8週間で−2.3cmと公開されましたが、肝心の腹部脂肪面積の測定が行われていません。

メタボリックシンドロームを診断するために必要な、腹部脂肪面積の測定が行われていないとなれば、お腹痩せに明らかな効果があるとはいえないのが実情です。

したがって、アフリカマンゴノキをただ飲むだけで、お腹痩せが実現するといった情報は、疑わしいものとなってしまいます。

 

 体重減少とお腹痩せの実現には生活習慣の見直しが大切

飲むだけで体重が減少し、お腹痩せも実現するなら、こんなに楽な事はありません。

これが真実ならば、誰もが実践したいと思うでしょう。

しかし現実は、そんなに簡単ではないんですね。

体重を落としたければ、低カロリーでバランスの良い食生活が必要です。

さらに、お腹痩せを実現させるためには、年々衰えていく腹筋を鍛えなければいけません。

習慣にするまでは大変ですが、慣れてしまうと、バランスの整った食事と筋トレを日々の生活に入れていくのは、そこまで難しいことではないでしょう。

まずは、野菜とタンパク質を中心とした食事を心がけ、1日30回の腹筋を目標に始めてみてください。

 

まとめ

今回は、アフリカマンゴノキで体重減少とお腹痩せが実現しない理由をご紹介しました。

アフリカマンゴノキは、誰でも簡単に痩せられる魔法のダイエット素材ではありません。

日々のサポートとして取り入れる分には問題ありませんが、頼りすぎてしまうとがっかりしてしまう可能性があります。

この機会にぜひ、食生活と運動を少しずつ取り入れてみてくださいね!