アフリカマンゴノキは糖尿病の予防どころか悪化する!?専門家が懸念する不安材料3つを大公開!

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ダイエットで注目されているアフリカマンゴノキですが、最近になって糖尿病の予防効果がある素材としても話題を集めています。 糖尿病は、日本人の3大死因を引き起こす重大な生活習慣病として知られているため、これが本当なら積極的に取り入れたい方も多いのではないでしょうか。 しかし、待ってください! 将来的に、糖尿病が懸念される糖尿病予備軍の人が、アフリカマンゴノキに頼って生活すると、予防どころか悪化する可能性があるんです。 そこで今回は、糖尿病が予防できると紹介されているアフリカマンゴノキに対し、専門家が懸念する不安材料3つをご紹介します。

 

アフリカマンゴノキで懸念される3つの不安材料とは

アフリカマンゴノキには、体内のアディポネクチンの分泌量を約2.6倍増加させる効果があると認められています。 このおかげで、満腹中枢ホルモンとして知られるレプチンを活性化し、食欲を抑制することができるんですね。 さらに、レプチンが活性化されれば、中性脂肪を分解する効果も高まるため、生活習慣病の恐れがある肥満傾向の方には最適です。 しかしアフリカマンゴノキには、

・信じられないような劇的なダイエット効果を発表している

・トクホに認定されるのが難しい致命的な欠点がある

・あらゆる効果・効能をエラグ酸のみで証明している

このように、専門家が懸念する3つの不安材料があります。 では一体どういうことなのか、一つ一つ解説していきますね。

▪︎目を疑う信じられない劇的なダイエット効果

アフリカマンゴノキは、カメルーン人を対象に臨床試験を行っています。 この臨床試験で得たデータは、科学的根拠を示す論文として発表されましたが、そこには目を疑う信じられない劇的なダイエット効果が記されていたんです。 まず体重ですが、わずか8週間といった短い期間で6.2キロも減少していました。 これは4週間で3キロ落とした計算となるため、1日に700キロカロリーを消費した人と同じです。 続いてウエスト周囲ですが、こちらも8週間で2.3センチ減っています。 トクホ認定されている成分と比較すると、平均して1センチ以上痩せたことになるんですね。 これだけのダイエット効果が発表されているのに、アフリカマンゴノキがメディアで大きく取り上げられていないのは、不思議だと思いませんか。 専門家のなかには、この劇的なダイエット効果について、疑いの眼差しを向ける人も少なくありません。

▪︎トクホに認定されるのが難しい致命的な欠点

トクホに認定されるためには、厳しい審査を通過する必要があります。 このために重要となるのが、「腹部脂肪面積」の測定です。 臨床的意義上で、最も重要とされる腹部脂肪面積の測定がなされていなければ、トクホに認定されることはありません。 そんな腹部脂肪面積の測定を、なぜかアフリカマンゴノキは行っていないんですね。 その理由は明らかになっていませんが、劇的なダイエット効果とは矛盾した内容になるため、科学的根拠を示す論文自体の質が低いといった噂があります。

▪︎健康やダイエットのあらゆる効果をエラグ酸のみで証明

アフリカマンゴノキの、劇的なダイエット効果や生活習慣病の予防効果は、すべてエラグ酸のみで証明されています。 しかしエラグ酸は、私たちにとって身近な食べ物にも豊富に含まれているんですね。 例えば、冬になると気軽に購入できるイチゴですが、こちらはおよそ半パック食べることで、臨床試験に使われた「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸3mg」相当です。 つまり、8週間イチゴを毎日半パック食べていれば、劇的なダイエット効果が得られることになってしまうんですね。 これには、論文で発表されている臨床試験結果は本当なのかといった疑問の声が生まれます。

 

結論!アフリカマンゴノキは信用できない可能性が高い

上記でご紹介した3つの不安材料をみていただくと分かるように、アフリカマンゴノキは信用できるほどの説得力に優れた科学的根拠がありません。 したがって、糖尿病のリスクが高い糖尿病予備軍の人に推奨できるほど、信用できる素材ではないことがわかります。 劇的なダイエット効果や、メディアで紹介されている糖尿病予防効果を信用しすぎてしまうと、逆に油断して生活習慣が乱れる可能性があるため危険です。 生活習慣病を予防するためには、日ごろから規則正しい生活を心がけるようにしましょう!