【痩せない人続出】アフリカマンゴノキが体重減少に効果を発揮しないのはなぜ?
夏が近づくと、肌を露出する服装が増えるため、冬のあいだにため込んだ脂肪が気になり始めますよね。 「春のあいだに短期集中ダイエットしよう!」 このように考えて、米国で大ヒットしたダイエット素材「アフリカマンゴノキ 」に目をつける方も少なくありません。 しかしアフリカマンゴノキは、
・飲むだけで痩せられる
・短期間で大幅に体重が落ちる
このように紹介されていることもありますが、実際には痩せない人が続出しているんですね。 肥満大国の米国で有力視されたダイエット素材なのにかかわらず、なぜ痩せられない人が多いのでしょうか。 このページでは、アフリカマンゴノキを飲んでも体重減少に効果を発揮しない理由について、わかりやすくご紹介しています。
・アフリカマンゴノキで痩せられなかったのはなぜ?
・アフリカマンゴノキを試してもダイエット効果を期待できないの?
このような疑問を抱いている方は、ぜひ役立ててみてください。
アフリカマンゴノキは飲むだけでは痩せられない
アフリカマンゴノキダイエットに挑戦しても、痩せない人が続出してしまうのは、次のような誤解を招いているからです。
・食事制限や運動が要らない
・食前に飲むだけで食欲を抑えられる
アフリカマンゴノキは、満腹中枢ホルモンとしても知られるレプチンの活性化により、ダイエット効果が得られるといわれています。
メカニズムとしては、
・アフリカマンゴノキを摂取する → アディポネクチンの分泌量を増やす → レプチンが活性化される → 痩せやすい環境が整う
このような感じです。
肥満傾向にある人はレプチンの働きが悪くなり、「お腹いっぱい」といった指令が脳に届きづらくなったり、中性脂肪を分解する力が損なわれたりします。 この状態から抜け出すために、レプチンを力強くサポートできるアディポネクチンの分泌量を、アフリカマンゴノキによって増やそうといった考えなんですよ。 しかし、アフリカマンゴノキのサポートで、たとえレプチンが活性化できたとしても、好きなものを好きなだけ食べ、運動せずにゴロゴロしていればダイエット効果は期待できません。 食欲を抑える効果に関しても、飲むだけでお腹が膨れるような効果があるわけではないので、結局は大幅に変化があるわけではないんですね。 したがって、アフリカマンゴノキに対して楽に痩せられるといった考えを持つ人の多くは、実践しても思うような効果を実感できずにおわってしまいます。
アフリカマンゴノキに高いダイエット効果があるのかも微妙
アフリカマンゴノキには、痩せる根拠を示した科学的根拠があります。 これは、カメルーン人を対象に行われた臨床試験データを公表した論文によるものです。 しかし、この論文にじっくり目を通していると、首をかしげてしまうような疑問点がいくつも浮上するんですよ。 例えば、アフリカマンゴノキは8週間の摂取で体重が6.2キロ減少したと記載されています。 しかし、この数字は明らかに異常です。 なぜなら、これだけの短期間で6キロ以上の体重を落とすためには、1日に700キロカロリーを消費しなくてはいけません。 特別な運動や食事制限をしていないのに、これだけのカロリーを消費することが、果たしてできるのでしょうか。 これが真実なら、世界的な大発見となってしまいます。 また、アフリカマンゴノキの驚異的なダイエット効果を示しているのは、種子や実から抽出されたエラグ酸によるものです。 エラグ酸は、ラズベリー・イチゴ・ザクロにも多く含まれますが、これらを食べるだけで痩せられるといった話を、あなたは今までに耳にしたことがありますか? このような食材を使ったダイエット法は、今までに日本国内で大流行したことはありません。 これらを総合して考えると、アフリカマンゴノキのエラグ酸によるダイエット効果は、非常に信憑性が低いのです。
まとめ
1〜2ヶ月といった短い期間で大幅に体重を落としたいのであれば、地道なカロリー計算と消費カロリーを上げるための運動が必要です。 また、太りにくくて痩せやすい環境を作りたいのであれば、ライザップ等でも推奨されている糖質制限ダイエットを取り入れるのが、有効でしょう。 アフリカマンゴノキでダイエットしようと考えていた人は、ぜひ参考にしてみてください。