中年太りに効果なし!?『アフリカマンゴノキ』でぽっこりお腹が解消しないのには理由があった!
若い頃と比較して体重が変わっていないのに、お腹ばかりぽっこりと出てしまうことってありませんか?
その症状は、まさしく中年太りと呼ばれているものです。
中年太りは40代前後から始まりますが、食べ過ぎや運動不足だけではありません。
加齢に伴う老化現象によって、中年太りが引き起こされている可能性は非常に高いんですよ。
そんな中年太りに対し、効果があると注目されているのが、「アフリカマンゴノキ」です。
しかし、アフリカマンゴノキでは中年太りは解消しないといった声も専門家たちの間で挙げられています。
そこで今回は、中年太り特有のぽっこりお腹が、アフリカマンゴノキで解消しない理由に迫ります!
中年太りに陥る最大の原因とは?
中年太りを引き起こしてしまう最大の理由は、年齢を重ねることにより発生する基礎代謝の低下です。
基礎代謝とは、特に運動していなくても、日常生活を送っている中で消費するエネルギーのことを指します。
呼吸をしていたり、心臓を動かしていたりするだけでも、エネルギーは自然に消費されているんですね。
しかし、この基礎代謝。
年齢を重ねていくと徐々に低下してしまうことが判明しているんですよ。
理由としては、老化現象によって筋肉量が著しく低下していくからです。
年齢を重ねると体のたるみが目立つようになりますが、まさにその理由は筋肉量の低下にあります。
筋肉量が低下すると基礎代謝が一気に下がってしまうため、運動をしていてもなかなか消費カロリーをアップさせることができません。
また、お腹がぽっこりと出てしまうのも、代謝が低下して内臓脂肪を蓄えやすい状態に陥るからです。
アフリカマンゴノキは中年太りに効果なし?
アフリカやインドといった熱帯地域に生息している植物が、中年太りにも効果があると話題を集めている「アフリカマンゴノキ」になります。
肥満大国アメリカでダイエットサプリの主要素材として使われたことで大きな話題となり、世界的に有名になりました。
アフリカマンゴノキには、中性脂肪の分解を促進して、エネルギー源になる脂肪酸に変換させる働きがあるといわれています。
さらに、血液中の糖分を脂肪細胞内で中性脂肪に変換する酵素の働きを阻害することができます。
これをみると、中年太りにかなり効果があるように感じますよね。
しかし、どこまでこのような効果を期待できるのかは、はっきりいって疑問が残ってしまうんですよ。
なぜなら、アフリカマンゴノキの科学的根拠を証明するデータは、かなり信憑性に欠けてしまうからです。
疑わしいノーベル賞ものの効果
アフリカマンゴノキは、わずか8週間で体重は6キロ以上減少し、ウエスト周囲変化量も2センチ以上マイナスになります。
国の厳しい基準をクリアした特定保健用食品と比較しても、優れた効果を発揮していることになるんです。
しかし、優秀な効果を発揮したのにもかかわらず、他の特定保健用食品で評価なされている腹部脂肪面積については、項目がありません。
さらに、これだけの劇的な効果を期待できるのだとしたら、これまでの間にノーベル賞を受賞していてもおかしくないほどです。
つまり、アフリカマンゴノキの科学的根拠には疑わしいものがあり、100%信用することができません。
これらを総合して考えると、中年太りに対して、劇的な効果を期待できるとはいえないのです。
中年太り解消には筋トレがおすすめ
アフリカマンゴノキのみで中年太りを解消するのは、はっきりいって無理があります。
根本的に解消したいのであれば、日常生活の中に筋トレを取りいれて、筋肉量を増やすのが一番です!
ただし、いきなり急激な筋トレを取り入れてしまうと足腰を痛めてしまう可能性もあるので、無理のない程度に始めてくださいね。