夏太り解消にアフリカマンゴノキは効果なし?痩せない理由を解説!
「毎年夏になると体重が増える・・」
こんなお悩みを抱えている方も、多いですよね!
そんな夏太りを解消する方法として、高い注目を集めているのが、「アフリカマンゴノキ」です。
アフリカマンゴノキは、海外で爆発的な人気を集めたダイエット素材になります。
アメリカでは、250万個も売れたダイエットサプリの主要成分となっていたんですね。
しかし、残念ながらアフリカマンゴノキは、夏太り解消に効果がない可能性があるんです。
そこで今回は、夏太りしてしまう原因を検証しながら、アフリカマンゴノキで痩せない理由を解説します!
夏太りはなぜ起こる?
夏は汗もたくさんかくし、食欲も落ちます。
どちらかというと、「痩せるのでは?」と思いますよね。
しかし、夏だからこそ太りやすい理由がちゃんとあるんですよ。
理由1「汗でカロリーは消費しない」
汗をたくさんかけば、その分水分が失われ、カロリーを消費するイメージがありますよね。
ですが、実際には汗でカロリーはほとんど消費しません。
夏に汗をかくのは体温調節のためであり、カロリーを消費する仕組みにはなっていないからです。
汗で水分を失った分、排尿は少なくなりますし、意識的に水分を補給しようとします。
つまり、「汗をかけばたくさん痩せる」といった認識は、必ずしも正しいわけでは無いのです。
理由2「夏は代謝が低下する」
気温が高い夏は、少し動いただけでも体力を消耗します。
この体力の消耗を本能的に防ぐために、夏は動きが悪くなるんですね。
さらに、夏の室内はエアコンがガンガンに効いた状態です。
このおかげで快適に過ごすことができますが、外に一歩出るとあまりの温度差に驚いてしまうことはありませんか?
実はこの温度差が、私たちの自律神経を乱してしまい、ホルモン状態も不安定に陥るんです。
ホルモン状態が不安定になると、基礎代謝が低下します。
したがって、代謝機能が悪くなってしまうんですよ。
食欲が落ちて摂取カロリーが少なくなっているのに痩せないのは、まさにこの代謝の低下によるものです。
アフリカマンゴノキが夏太り解消に効果がないのはなぜ?
アフリカマンゴノキには、3つのダイエット効果が期待できるといわれています。
・食べ過ぎを防ぐ
・脂肪の蓄積を防ぐ
・糖の吸収を緩やかにする
夏は暑くて冷たいものをたくさん食べたくなりますが、アフリカマンゴノキを取り入れていると食べ過ぎを防げることになります。
さらに、代謝が低下した状態でも脂肪の蓄積を防ぐことで、痩せやすい体質にしてくれるわけです。
これが本当なら、夏太り解消に大いに役立つはずですよね。
しかし実際には、アフリカマンゴノキが夏太り解消に役立ったという声を聞きません。
逆に、食欲を抑えられると思いすぎてしまい、油断して食べ過ぎてしまう人もいます。
また、脂肪の蓄積を防ぐ効果を期待しすぎて、さらなる運動不足に陥ってしまう可能性も少なくありません。
つまり、アフリカマンゴノキに過度の期待を寄せて、逆効果になっているんですね。
もちろん本当にダイエット効果を期待できるのなら、油断してしまったとしても確かな効果を実感できます。
ですが、アフリカマンゴノキの科学的根拠には、疑わしい点もたくさん存在するんですよ。
疑わしい3つの科学的根拠
まず1つ目に、アフリカマンゴノキの科学的根拠を示す臨床試験データをみると、腹部脂肪面積についての評価がなされていません。
つまりこれは、臨床意義上で重要視されている項目を無視していることになります。
この項目の科学的根拠がなければ、特保成分として認定されません。
そして2つ目に、わずか8週間で−6.2キロもの体重が落ちたと報告されていますが、この劇的な効果には疑問が残ります。
なぜなら、特保に認定されている成分でも、ここまでのダイエット効果を実現していないからです。
この減量効果が事実なのであれば、ノーベル賞を受賞しているレベルになります。
最後3つ目は、劇的なダイエット効果をエラグ酸のみで証明しているところです。
アフリカマンゴノキの臨床試験データは、サプリにも含まれている「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸」によるもの。
しかし、エラグ酸にこれだけの効果が期待できるのなら、イチゴやパイナップルといったエラグ酸を豊富に含む果物でも、同等のダイエット効果が得られます。
このような、疑わしい3つの科学的根拠をまとめると、夏太り解消にアフリカマンゴノキは効果がない可能性の方が高いわけです。
まとめ
今回は、夏太りの解消にアフリカマンゴノキがおすすめできない理由をご紹介しました。
本気で夏太りを解消したいのであれば、バランスの良い食事と、適度な運動で代謝を向上させることが大切です。
夏が終わってから後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください!