アフリカマンゴノキは可もなく不可もない？摂取しても何も起こらないのでは？
アフリカマンゴノキにはダイエット効果がある。過信し過ぎるのもいけませんが、ある程度の効果はあるからこそ、機能性表示食品にも認められているのも事実です。 しかし、その効果も安全性もまだ確かではないという有識者も多く、どの情報を信じるかが大切です。 ここでは、アフリカマンゴノキとどう付き合っていくべきか検討していきたいと思います。
アフリカマンゴノキの効果
アフリカマンゴノキは、ダイエット効果が高いと言われている食品です。 若返りを促すアディポネクチンが糖が中性脂肪になることを防いだり食欲抑制ホルモンのレプチンを活性化させたり、LDLコレステロールを減少させるなど、数多くの健康効果をもたらすと期待されています。 機能性表示食品に認められるための論文でも、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を3mg、毎日8週間摂取し続けたことで約6kgの減量、体脂肪率も落ちたと示唆されていますし、まさに奇跡の食品と言っても過言ではありません。 メタボ気味の方はもちろん、ダイエットに悩んでる方であればぜひ使ってみたいと思わせる食品です。
本当にこの効果があるか？
しかし、アフリカマンゴノキのような劇的な効果は本当に得られるのでしょうか。根本的に、機能性表示食品でここまで大胆なダイエット効果を謳っている食品は存在しません。 仮に摂取するだけで8週間で5kgも減少するのであれば、正直言って世界中にあるダイエット食品やジム、メソッドは不要でしょう。 炭水化物を抜いた厳しいダイエットを行なうジムなどが話題になりましたが、ああいったところも存在意義がほんとどない、と言えます。 しかし、問題点がひとつあります。支離滅裂な論文結果という指摘以前に、アフリカマンゴノキを摂取し続けて激やせしたという一般人が少なく過ぎるのです。通常、これだけ痩せるのであればSNSで報告したくなるはずでしょう。 仮にアフリカマンゴノキについて報告されていても、業者が運営しているものか、業者からお金をもらっている…といった感じの投稿です。リアルに、アフリカマンゴノキでここまで痩せたという情報はあまりないのです。
あまり効果がないのではないか？
アフリカマンゴノキが、機能性表示食品に認められた理由のひとつに長く使用されているなかで重篤な症状などが無かった…ということも関連しています。 副作用は多少あるようですが、それでも飲んで急に倒れるなど危険な目に合うほどではないと報告されています。 確かに、劇的な効果を得たという方もいなければ、アフリカマンゴノキを摂取したから病院に運ばれたという方も聞きません。 “安心して摂取できるアフリカマンゴノキ”というイメージの反面、“特に可も不可もないのでは？”という印象です。 つまり、アフリカマンゴノキは摂取し続けてもこれといった変化を認められないのではないか、というところにも注目しなければいけないのです。
摂取し続けても意味がない
前述したことを簡単に要約すると、アフリカマンゴノキはとにかく臨床試験上は劇的な効果をもたらし、肥満体質の方をあっという間にスリムにする効能を持っている。 しかも、副作用なども少なく、体に甚大な被害を与えることもないので安心して摂取することができます。 ただし、それはあくまで臨床試験上で言われているだけで、実際に摂取している人たちからこれといった反応はない。 結果的に、騒ぐだけ騒いだにもかかわらず“これといって何も起こっていない”というのが現状なのです。アフリカマンゴノキは、確かに若干の効果が期待できるかもしれません。 しかし、過信し過ぎてもムダ。あくまで、気休めにしかならない可能性の方が高い、そんな機能性表示食品を思って利用した方が良いのではないでしょうか。
