アフリカマンゴノキは痩せ過ぎ?中途半端な情報に注意しよう!

カテゴリー:アフリカマンゴノキレプチン体重減少効果

 

アフリカマンゴノキは、まだまだ使用に問題があるかもしれない成分です。 アフリカマンゴノキは痩せると言われている成分のひとつであり、これを配合したサプリメントを日本国内で多く見るようになりました。 しかし、痩せるということで大量に購入したり、間違った使用方法で使い続けてしまうと危険かもしれません。ここでは、アフリカマンゴノキの摂取のし過ぎについての危険度について考えます。

 

アフリカマンゴノキについて

まず、アフリカマンゴノキについておさらいしておきましょう。 アフリカマンゴノキとは、亜熱帯地帯に位置する高木になる実のことです。この実がマンゴーのようなかたちをしていることから、「アフリカマンゴノキ」と呼ばれるようになったと言われています。 さて、このアフリカマンゴノキなのですが食用に使用されることが多く、現地でもよく利用されているようです。 このアフリカマンゴノキには、脂肪燃焼や食欲抑制、血糖値低下の作用などさまざまな効用が注目されています。

 

ガッツリ痩せる?

さて、痩せる成分といってもアフリカマンゴノキだけでなく、さまざまなものがあります。 特保と呼ばれている成分も痩せると話題ですし、通常そこまで話題にしなくてもよいと考えるでしょう。 しかし、アフリカマンゴノキだけが異様に話題になっている理由が、「劇的な痩せ方をする」からです。例えば、アフリカマンゴノキが痩せる理由のひとつが、レプチンによる作用です。 レプチンとは、食欲抑制に効果があると言われている成分のひとつであり、満腹中枢に関連していることで知られています。このレプチンの作用が正常に行なわれない場合、過食に走ってしまったり、肥満を引き起こす体質へと変化していってしまうと言われています。 アフリカマンゴノキは、このレプチンの働きを活性化するアディポネクチンという成分の分泌量を増加させるため、無駄な食事を摂取せずに適量を食べることができると考えられているのです。 また、アディポネクチンは糖質の吸収を抑えたりコレステロールの値を正常化させるなど、肥満に関わるさまざまな効果を発揮します。アフリカマンゴノキは、ただ痩せるというだけでなく、健康的に痩せるということから話題なのです。

 

危険な痩せ方に注意?

さて、そんなアフリカマンゴノキなのですが、この効果をもたらすものにアフリカマンゴノキ由来エラグ酸が関係しています。例えば、とある人臨床試験において、アフリカマンゴノキエキス300mgを毎日摂取すると劇的な痩せ方をすることが分かっています。 例えば、摂取していない群と比較すると摂取10週目において、体重が約13%も減少したというのです。 仮に、60kgの方だったら8kg近く減少したことになります。ただ、摂取しただけで…です。 この劇的な痩せ方が本当であれば、これは間違いなく未来のダイエット食品と呼んでもいいでしょう。

 

危険性がある

しかし、このアフリカマンゴノキの劇的な痩せ方に疑問を呈している人たちは多くいます。 そもそも、前述したような特保成分は12週摂取したとしても、1kg痩せるかどうか…という世界です。 それなのにもかかわらず、まだよくわかっていないアフリカマンゴノキの場合は8kg以上減少するというのですから、その効果の高さは眉唾ものです。 そして、痩せるということでこういった成分を大量摂取する方も出てくるでしょう。 副作用などはほとんどないと言われていますが、仮にこんな痩せ薬を大量に摂取したらどんな健康被害が起こるのか恐ろしいと思わないでしょうか。アフリカマンゴノキについては、基本的な正しい情報が錯綜している状態です。 まだまだ、“痩せる”ということを鵜呑みにせず、しっかりとその本来の効果について考えいった方がよさそうです。