アフリカマンゴノキで夏の短期集中ダイエットが成功しない決定的な理由とは?
夏は、冷たいビールやアイスを口にする機会が増えますよね。
連休明けに体重計に乗り、「体重がいつもより増えてしまった!」と焦っている方も多いのではないでしょうか。
そこで人気を集めているのが、「アフリカマンゴノキ」を取り入れた夏の短期集中ダイエットです。
米国で話題を集めたダイエットの新素材「アフリカマンゴノキ」を取り入れ、一気に体重を落とそうと考える方が増えるんですね。
しかし、待ってください!
アフリカマンゴノキでの短期集中ダイエットは、失敗に終わる確率が高い決定的な理由があります!!
そこで今回は、
・アフリカマンゴノキのダイエット効果
・アフリカマンゴノキが短期集中ダイエットに向かない理由
・夏の短期集中ダイエットに最適な方法
この3つをわかりやすく解説します。
アフリカマンゴノキのダイエット効果が注目される理由
そもそも、アフリカマンゴノキが米国で一気に注目を集めたのは、以下のようなダイエット効果を期待できるからです。
・空腹感や食べ過ぎを抑える
・中性脂肪の分解を促す
・炭水化物の吸収を抑える
アフリカマンゴノキの原産国として知られている、アフリカやインドの亜熱帯地方では、ダイエットに適した薬草として古くから使われてきた実績があります。
この噂が米国で広まり、摂取カロリーが多い欧米人の間で、アフリカマンゴノキの食欲抑制効果には高い関心が集まりました。
また、アフリカマンゴノキはペルー人を対象に臨床試験が行われています。
この臨床試験データには、わずか8週間で以下のような劇的なダイエット効果が記されていました。
・体重−6.2キロ
・ウエスト周囲−2.3センチ
この数字は、日本国内で販売されている特定保健用食品よりも、ダイエット効果が高いことを示します。
アフリカマンゴノキが短期集中ダイエットに向かない決定的な理由
上記でご紹介したようなダイエット効果が真実であれば、アフリカマンゴノキでの短期集中ダイエットは最適だと考えられます。
しかし、以下の2つの決定的な理由から、アフリカマンゴノキでの短期集中ダイエットは向かない可能性が高いんです。
▪︎劇的な空腹抑制効果が期待できない
アフリカマンゴノキには、アディポネクチンの分泌量を約2.6倍増加させることで、「満腹中枢刺激ホルモン」の働きを活性化するといわれています。
しかし、この効果はあくまで過食を抑えるものであり、食事制限ダイエットでの劇的な空腹抑制効果は期待できません。
つまり、食べる量を極端に減らして短期間でダイエットを成功させようと考えている方にとって、あまり適したダイエット素材ではないのです。
▪︎劇的な中性脂肪の分解効果は期待できない
アフリカマンゴノキでアディポネクチンの分泌量が増加すると、レプチンの活性化が行われ、中性脂肪の分解が促されます。
しかし、この効果も短期間の劇的なダイエット効果を示すものとはいえません。
また、先ほどご紹介した臨床試験データは、アフリカマンゴノキのエラグ酸によるものです。
エラグ酸のみで、あのような劇的なダイエット効果が期待できるのであれば、エラグ酸が多く含まれている果物でも同じ結果を得られることになります。
したがって、臨床試験データの数字は、専門家からみても非常に疑わしい可能性が高いのです。
夏の短期集中ダイエットに最適な方法
体重を1キロ減少させるために必要な消費カロリーは、7,200キロカロリーです。
短期間でこれだけの消費カロリーを燃焼させる方法は、以下のような食事制限 + 運動しかありません。
・低カロリーなものを1日3食しっかり食べる
・夜ご飯は18時までに食べるよう心がける
・1日に60分程度の有酸素運動 + 筋力トレーニングを取り入れる
アフリカマンゴノキで楽に痩せようとばかり考えず、地道にコツコツと短期集中ダイエットを頑張ってみてください!