お菓子の食べ過ぎにアフリカマンゴノキは効果なし!スイーツ大好き女子におすすめできない理由とは?
女性にとってスイーツは、なかなか止められない食べ物です。
最近では、コンビニでも質の高いスイーツが気軽に手に入るようになりましたよね。
この便利な環境が、逆にお菓子の食べ過ぎにつながっていることをご存知でしょうか。
そんなスイーツが止められない女性にとって、とても魅力的なのがダイエットサプリです。
特に、米国で250万個を突破したダイエットサプリの新素材「アフリカマンゴノキ」に注目している女性も多いでしょう。
しかし、アフリカマンゴノキは、お菓子の食べ過ぎに効果を期待できない可能性が、非常に高いんですよ!
そこで今回は、アフリカマンゴノキがスイーツ大好き女子におすすめできない理由をご紹介します。
甘いものはなぜ太りやすい?
そもそも、体重が増えてしまう最大の理由は、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうから。
つまり、食事自体は少食であっても、高カロリーな間食が多ければ、それだけで太ります。
さらに、甘いものを食べると体内でブドウ糖となり、血液にのって体内に吸収されます。
すると、膵臓(すいぞう)からインスリンが分泌され、ブドウ糖を代謝してくれるんですね。
しかし、すべてのブドウ糖を代謝できるわけではないため、残ってしまった余分な分は中性脂肪へと変化するんです。
このような仕組みから、甘いものを食べ過ぎてしまうと太りやすい状態を導き出してしまいます。
アフリカマンゴノキで糖の吸収を阻止できる?
アフリカマンゴノキには、「食欲を抑える」「脂肪の蓄積を抑える」といったダイエット効果に加え、糖の吸収を穏やかにする効果が期待されています。
糖の吸収を穏やかにできる理由は、糖をブドウ糖に分解する消化酵素 アミラーゼ の働きを抑えられるからです。
糖の代謝を促すインスリンは、脂肪に変換して体に蓄積させる可能性もあります。
アフリカマンゴノキで、血糖値を急上昇させない効果が期待できれば、たしかにインスリンが過剰に分泌されず、太りにくい環境が作れますよね。
しかし、糖の吸収をブロックできるわけではありません。
ましてや、甘いスイーツを間食として頻繁に食べてしまうと、アフリカマンゴノキのアミラーゼを抑える働きも役に立たなくなります。
つまり、アフリカマンゴノキに糖の吸収を阻止できる力はなく、さらに緩やかにする効果もそこまで期待できるものではないのです。
甘いもの好きのダイエットにアフリカマンゴノキは向いている?
結論からお話しすると、甘いものを頻繁に食べる方。
または、こまめに完食してしまう方のダイエットに、アフリカマンゴノキは向きません。
上記でご紹介したように、糖の吸収を完全にブロックできるわけではないからです。
また、高カロリーのスイーツをたくさん食べることで、摂取カロリーが高くなってしまいます。
カロリーを消費するためには「有酸素運動」が欠かせませんし、糖分を消費するためには「無酸素運動」が有効です。
ですが、アフリカマンゴノキに頼っている状態で、運動を頑張れる方は多くありません。
したがって、アフリカマンゴノキは甘いものが止められない人のダイエットには不向きだといえるでしょう。
アフリカマンゴノキでダイエット効果が得られる人はいる?
アフリカマンゴノキは、冒頭でもご紹介したように、米国で高い注目を集めたダイエット素材です。
アメリカ人にヒットした理由は、暴飲暴食を緩和できるからです。
肥満傾向の人は、満腹中枢ホルモンとして知られるレプチンの働きが悪くなり、食べ過ぎてしまうことがあります。
アフリカマンゴノキには、このレプチンの働きを活性化させる「アディポネクチン」の分泌量を増やすことができるんです。
満腹中枢を刺激できる環境を取り戻すことで、食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
日頃から異常な量を食べ過ぎてしまう人にとっては、少なからず良い変化を期待できるのかもしれませんね。
ただし、アフリカマンゴノキの科学的根拠を示すデータは、明らかに質が良くありません。
8週間で−6.2キロの体重が減少したと報告されていますが、これは専門家たちの間で信憑性の低い数字です。
良い情報ばかりでなく、このような悪い情報もきちんと踏まえた上で、アフリカマンゴノキの利用を検討するようにしてください。