アフリカマンゴノキで空腹感が抑えられてもダイエットに失敗する理由とは?
ダイエットの宿敵ともいわれている「空腹感」
なかなか抑えることができず、思うように痩せられない日々が続いている方も多いのではないでしょうか。
しかし、仮に空腹感を抑えられたとしても、逆効果の場合があるんです。
そこで今回スポットを当てたいのが、「アフリカマンゴノキ」になります。
空腹感を抑制する新ダイエット素材として、米国でも大注目を集めましたが、実は痩せられない人も多いんです。
では、そんなアフリカマンゴノキで痩せられない理由と、空腹感の抑制がダイエットに逆効果となってしまう理由を、わかりやすくご紹介します!
アフリカマンゴノキで食欲をコントロールしても痩せない?
アフリカマンゴノキは、脂肪細胞中にある「レプチン」の働きを、活性化できるといわれています。
理由としては、レプチンの働きをサポートする「アディポネクチン」の分泌量を、2.6倍増加させることが判明しているからです。
レプチンが活性化されれば、満腹中枢刺激ホルモンを増やせるため、食べ過ぎを抑えることにつながります。
つまり、通常よりも空腹感を抑制することに成功するんです。
しかし、アフリカマンゴノキを含むダイエットサプリで、ダイエットに成功した例が多いのは欧米人。
つまり、日本人ではありません。
明らかに食べ過ぎることで太っている欧米人にはダイエット効果を期待できますが、日本人のダイエットには逆効果となる可能性も。
なぜなら、日本では食欲を抑制して食べ過ぎを抑えるというよりは、食事制限ダイエットに役立てる人が多いからです。
また、アフリカマンゴノキには空腹感を完璧に抑制するほどの、劇的な効果はありません。
従って、お腹がすいた状態で一気に食べてしまうと、結果的に食べ過ぎへとつながります。
空腹感抑制がダイエットに逆効果となる理由は?
そもそも、空腹感がダイエットの宿敵といわれている理由は、お腹が空いて食べ過ぎてしまうところです。
食べ物を口にする機会が多ければ多いほど、摂取カロリーは高くなります。
しかし、人間が1日で消費できるカロリーには限りがあるため、食べ過ぎることによって、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回ってしまうんですね。
その結果、体重が増えてしまい、ダイエットは失敗に終わります。
そこで、ダイエットを成功させる近道として挙げられているのが、空腹感の抑制。
できる限り、お腹が空かない状態に導くことによって、摂取カロリーを抑えるわけです。
ですが、空腹感を抑制して食事制限を行うと、逆に太りやすい状態を作り出すことをご存知でしょうか。
まず、空腹感を無視して食事を制限すると、一度の食事で多くの栄養を吸収しようとします。
つまり、食事の間隔が開くことにより、通常よりも吸収されやすい状態を作り出してしまうんです。
さらに、食事の回数を減らすと、便秘を引き起こしやすくなる可能性も。
便秘が続くと代謝が悪くなることから、消費カロリーが一気に低下して、痩せにくい状態に陥る可能性が高まります。
このような理由から、空腹感を抑制したとしても、ダイエットに失敗する人が続出します。
結論!アフリカマンゴノキでのダイエットは失敗する可能性が高い
アフリカマンゴノキは、食べ過ぎを抑制する「満腹中枢刺激ホルモン」を増やすだけでなく、炭水化物の吸収を抑える効果も発揮するといわれています。
しかし、上記でご紹介したように、空腹感を抑制できたとしても、明らかに食べ過ぎで太っている人以外にはあまり効果がありません。
また、炭水化物を体内に吸収させるために必要な「消化酵素アミラーゼ」を阻害することで、糖質制限ダイエットにも効果が期待できるといわれていますが、こちらに対しても明確なデータはありません。
これらを総合して考えると、アフリカマンゴノキのみでダイエットを成功させるのは極めて難しいことがわかります。
アフリカマンゴノキでダイエットを始めようと考えている方は、このような可能性もあることをぜひ覚えておいてくださいね。